茨城、静岡など5県の警察本部による合同捜査本部はこのほど、東京都練馬区の無職男性、平野亮容疑者を、詐欺と窃盗の容疑で再逮捕した。同容疑者はすでに静岡地方裁判所浜松支部に詐欺罪で起訴されているが、同容疑者は今回の再逮捕で、中国から日本に振り込みを促す詐欺電話をかける「かけ子(電話連絡係)」として暗躍し、日本で詐取した金銭を中国の犯罪組織に渡していた疑いがもたれている。中国でも、日本で発覚した大掛かりな詐欺団の犯罪の経緯に注目が集まっている。人民網などが伝えた。

 捜査本部によると、日本への振り込め詐欺の電話をする日本人グループが、中国国内に存在していたことが分かっている。捜査本部は、詐欺団を組織する中国人リーダーが、詐欺による収入状況などを把握するために日本国内で支部を結成した可能性もあるとして、捜査を進めている。

 平野容疑者は先月28日、逮捕起訴済みで現在公判中の会沢健一被告と共謀し、香川県高松市の高齢女性2人に電話をかけ、クレジットカードをだまし取って、同市内のコンビニエンスストアのATMから現金約260万円を引き出した疑いがもたれている。  会沢容疑者の存在が浮上したのは、静岡県内で昨年に発生した類似事件がきっかけ。同事件で逮捕した容疑者2人の供述から、会沢容疑者の存在が浮上した。会沢容疑者は、複数の詐欺グループを取りまとめ、福島、徳島、愛媛などでも、振り込まれた現金を引き出す「出し子」を通じて、犯行を繰り返していたと見られる。

 また、平野容疑者は、捜査本部の会沢容疑者に対する取り調べの際、捜査線上に浮上したことから、先月28日、中国から帰国したところを逮捕されていた。(編集担当:金田知子)



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