――作詞の際は、どんな所に意識して歌詞を書いていますか？

片桐：恋愛の曲を書いたりする時は必然的に自分自身の経験だったりを元に書いていくので、実際に自分が思っていることを。なので女の子目線で、同じ女の子が聴いた時にどう思うんだろうな？っていうのはすごく意識してしまう所ではありますね。

――MAY’S結成時に、どんな歌を歌っていきたい、どんなアーティストになりたいなど話されたことはありますか？

河井：お互い本当にやりたいことが共通して、R&Bというかブラックミュージックだったので。でもそこまで出来てなかったというか、僕もバンドをやっていたり、彼女は他のトラックメーカーと一緒に歌ったりもしていて。でも、「本当はこういうのをやりたいんだ」というのが一致していて。だから、結成当初の曲とかを今聴いても、割と今と変わらないですね。

片桐：当時「こういう曲をやりたいよね」「この人みないなものがいい」という話に挙がっていた内の一人が傳田真央さんだったんですよ。それで今回活動を再開されて、名古屋・大阪のツアーで参加してもらって、「MAY’Sを続けてて良かったね！」みたいな（笑）。本当に憧れで、ずっと大好きなシンガーだったので、「もうCD出さないのかな？」という話をすごくしていたんですよね。そんな中で、今回そういう繋がりが持てたのは、自分達自身があの頃は全然夢のような世界だった場所に、少しずつ立ててきているのかな？という実感もあったりしました。

――今回のシングル「I WISH」で、2曲目の「MaMa (2009)」は原曲がインディーズ時代の楽曲だったり、3曲目の「Brave Heart (Remix)」はどのようにして決まったんですか？

河井：今回はスペシャルパッケージというか、まず「I WISH」というウエディングソングがあって。結婚って重大なテーマだし、永遠に変わらないテーマなので、例えばプレセントで贈ったりできるCDにしたいなというのがあったんですよ。今までのシングルだと、割とカップリングはすごくバキバキのフロアチューンを入れたりしてたんですけど、逆に今回は統一させたいという話をしていて。「MaMa (2009)」は、今までファンの子とかから「結婚式で使いました」っていう声を結構聞いたりしていたので、タイミング的にも丁度いいし、よくアンケートをとったりすると未だにMAY’Sの中で1番の人気曲なんですよ。メジャー以降でMAY’Sを知ってくれた人達にも聴いて欲しいというのもあって、録り直して再収録した感じですね。

――ライブで歌う前にタイトル紹介した時も、お客さんの反応が大きかったですよね。

片桐：そうですね。「生で聴きたい！」って、聴くのをすごく楽しみにしてくれている子達が多いです。

――ツアー最終日は、ご両親もいらしてたんですか？

片桐：私の両親が来てて…。

河井：舞子ママ、号泣してたよね（笑）。

――自分の娘に目の前で歌われたら、相当嬉しいと思いますよ。

片桐：でも、うちのお母さんは、あの曲で何回号泣してるか分からないくらい聴いてるはずなんですよ（笑）。

河井：作ったの、3年前ぐらいだもんね。

片桐：元々インディーズの時に作っていたので、作ってすぐの段階でライブで歌った時も目の前で号泣していて（笑）。

――先程「プレゼント」と言われてましたけど、嫁入り前に娘からこのCDを渡されたら、親は相当グラッとくるだろうなと。

片桐：（笑）。でも、そんな風にも使って欲しいよね。

河井：うん、是非使って欲しい。時期的に、母の日とかも近いですしね。