インタビュー:MAY’S「2人で1人のシンガーソングライター」
2008年12月に発売したサードシングル「KISS 〜恋におちて…冬〜」が先行配信の着うた(R)からヒットを記録し、2009年1月に発売したファーストアルバム「Dreaming」がオリコン初登場6位を記録したMAY'S。3月には初の東名阪ツアーを大盛況の内に終えた彼らが4月22日、ニューシングル「I WISH」を発売。同曲は“永遠の愛”をテーマにしたウェディングソングで、15日より先行配信を開始した着うたフル(R)はレコチョク・ランキングで3位(20日付)を記録している。
河井純一(以降、河合):そうですね(笑)。クラスメイトだったんですけど、僕はずっとロックバンドやってて、風貌も金髪で髪長くて。
片桐:金髪ロン毛で白のジャージ上下で、サンダルで学校に来てたんですよ。「後ろの席の河井くんは何をしに学校に来てるんだろう?」っていうのが最初にあって。だから絶対、自分から話し掛けたり出来ないなぁ、みたいな。最初は「後ろの席の人、ちょっと怖そうなんだけどー」って思ってたんです。
片桐:そうですよねー、よく言われるんです。私が歌ってると「お前はいいから、お前の声しか聴こえない」みたいな(笑)。そんなすごく熱唱してるつもりは無いんですけど。
河井:うん(笑)。
河井:まさにそんな感じだね。レコーディング中とかも結構そうなんですけど、例えば歌を録ってる時とかに、コントロールルームの方から僕が色々と指示を出したりするんですけど、やり取りがあまりミュージシャンっぽくないんですよね。多分、専門用語とかで「ここはもっとファルセットで、キーもこの辺で」というのが、割と普通のミュージシャンのやりとりだと思うんですけど。そういう時も結構「あの映画の、あのシーンみたいな感じでさ」とか「ここで、こうタイトルが出てきてさ、そういう気持ちで歌って」とか。
片桐:そうそう。曲の終わりの辺りで、例えば転調してすごく盛り上がる所とかだと、歌ってて「今のも良かったんだけど、ちょっと雨が降って欲しいんだよね」って(笑)。そう言われると「そっか雨ねー、分かった。ちょっと今から降らすわ、もう一回!」みたいな(笑)。
河井:意外と伝わっちゃうよね。
片桐:そういうやり取りがあった後の方が、いいテイクが録れたり。
河井:多分、そういう感性は似てるのかなって。
――結成は2002年とのことですが、お互いの第一印象は覚えていますか?
片桐舞子(以降、片桐):出会ってすぐの時は…ヤンキー?(笑)。河井純一(以降、河合):そうですね(笑)。クラスメイトだったんですけど、僕はずっとロックバンドやってて、風貌も金髪で髪長くて。
片桐:金髪ロン毛で白のジャージ上下で、サンダルで学校に来てたんですよ。「後ろの席の河井くんは何をしに学校に来てるんだろう?」っていうのが最初にあって。だから絶対、自分から話し掛けたり出来ないなぁ、みたいな。最初は「後ろの席の人、ちょっと怖そうなんだけどー」って思ってたんです。
――逆に河井さんから見た、片桐さんの印象は?
河井:見た目の雰囲気とかは今とあまり変わってないんですけど、第一印象はまず声がデカくて、いつも歌ってる子だなという。本当に一人で、鼻歌レベルじゃないんですよ。休み時間とか授業中もすごい大声で本気で熱唱していて、「歌うの好きなんだな」と思って。――別の意味で、ちょっと怖いですね。
片桐:ちょっと危ない(笑)。河井:今も移動中とか車の中で音楽が流れてたりすると、もう本気で熱唱するんですよ。「ちょっと、うるさいんだけど」みたいな。片桐:そうですよねー、よく言われるんです。私が歌ってると「お前はいいから、お前の声しか聴こえない」みたいな(笑)。そんなすごく熱唱してるつもりは無いんですけど。
――その後7年が経とうとしていますが、知り合っていく内に第一印象から特に変わったと感じることはありますか?
片桐:「怖いな」と思ってた時からは、話してみて「なんだ、全然普通の人で良かった」と思って。思ったより、おっとりしてるしね。マイペースさんというか。――アーティスト写真だけ見ると、サングラス掛けてるし、怖い印象を持たれるかもしれませんね。
片桐:ですよね。だから、みんな結構すごくクールで、怖そうな印象があるみたいなんですけど、実はお茶目さんな感じだよね。河井:うん(笑)。
――音楽で共通する部分は多いかと思いますが、音楽以外でも共通点を感じることはありますか?
河井:やっぱり感性というか、音楽はもちろんですけど、好きな映画とか芸術性のあるものに対して思う印象とか残る部分、感動する部分とかが多分、似てるのかな?とは思いますね。――移動中とか待ち時間の間などは、どんな会話をされるんですか?
片桐:「あそこのご飯屋さん行った?」とか「今日何食べた?」みたいな。「何食べたから、お昼は何がいいな」とか「いや、でも私それ昨日食べたから」っていう(笑)。河井:まさにそんな感じだね。レコーディング中とかも結構そうなんですけど、例えば歌を録ってる時とかに、コントロールルームの方から僕が色々と指示を出したりするんですけど、やり取りがあまりミュージシャンっぽくないんですよね。多分、専門用語とかで「ここはもっとファルセットで、キーもこの辺で」というのが、割と普通のミュージシャンのやりとりだと思うんですけど。そういう時も結構「あの映画の、あのシーンみたいな感じでさ」とか「ここで、こうタイトルが出てきてさ、そういう気持ちで歌って」とか。
片桐:そうそう。曲の終わりの辺りで、例えば転調してすごく盛り上がる所とかだと、歌ってて「今のも良かったんだけど、ちょっと雨が降って欲しいんだよね」って(笑)。そう言われると「そっか雨ねー、分かった。ちょっと今から降らすわ、もう一回!」みたいな(笑)。
河井:意外と伝わっちゃうよね。
片桐:そういうやり取りがあった後の方が、いいテイクが録れたり。
河井:多分、そういう感性は似てるのかなって。