――曲の制作は、最初に河井さんがデモ曲を作ってきて、その後に歌詞を乗せるというやり方ですか?

片桐:基本的にはそうですね。ただ、例えば今回の「I WISH」みたいに割とテーマがはっきりしているものは先にテーマを決めて、同時進行というか、結構一緒に作るパターンもあるし。トラックメーカーとシンガーのユニットという所をフルに活かした柔軟性というか、色んな作り方をしてますね。

――トラックと、歌詞とお互いの役割はこなしつつも、河井さんが歌詞に対して意見されたり、逆にトラックに対して片桐さんが意見を言ったり。

片桐:うん、本当にそういう感じですね。お互いに、かなり何度もパスし合って、時には作業自体を一緒に進めながら。

河井:2人で1人のシンガーソングライターというか。

――レコーディングスタジオに入るまでに、ある程度イメージが共有できているから、スタジオではそんなに詳細な会話はしないで済むという。

河井:そうですね、だからレコーディングが早いんですよ。スタジオに入って3時間くらいで終わりますね。

片桐:プリプロをすごくするんですよ。本番のレコーディングまで二人の中での完成度を、歌い方だったり声の使い方だったりまで結構詰めて。じゃないとレコーディングに行けないタイプというか(笑)、それがすごく楽しかったりして。いい意味でお互いにクリエイター気質な部分も結構あるので、一曲をどんどん「こうしたら、どう?」みたいなのを詰める、ハウススタジオワークはすごく楽しみながらやってますね。

――2008年12月に発売したサードシングル「KISS 〜恋におちて…冬〜」が先行配信の着うたからヒットして、2009年1月に発売したファーストアルバム「Dreaming」がオリコン初登場6位を記録されましたが、初の東名阪ツアーを終えてみて、自分達自身や周囲の変化を感じることはありますか?

片桐:オリコン初登場6位になった時も、「わ!すごいな」とは思いつつも、直接実感できるものってそんなに無かったりして。いつも通り変わらずに日常があるので、外に出ていきなりキャーキャー言われるわけでもなく。

河井:やっぱり時間差はありますよね。1月に発売して、3月の今回のライブツアーまで約2ヶ月空いてるんですけど、2ヶ月経ってライブツアーとかで全国を回って、人の数だったり、「あっ!こういうことか」みたいな。ちょっと話が逸れちゃうんですけど、2月・3月・4月で結構フューチャリングの関連作品とか、色々と声を掛けてもらって。多分そういうのにも出てるんだろうし、今になってようやく徐々に実感が沸いてきた感じですかね。

――最終日の東京・SHIBUYA O-EASTを2階席から観させてもらいました、O-EASTよりももっとキャパシティの大きい会場でも埋まったんじゃないかと。

片桐:そうですね、チケットももう2〜3週間前ぐらいにはソールドアウトになっていたので。

河井:結局、前日に当日券を緊急追加したからね。

――本編ラストの「My Everything」を歌い終えてステージを去った後に、客席からアンコールを求める大合唱が起きてましたね。

河井:びっくりしました。

――その歌声を聞いていると圧倒的に女性の声が多かったですけど、以前から女性ファンが多いんですか?

片桐:多いですね、でも昔の方が。

河井:これでも男の子が増えてきた方なんです。

――自分達としては、なぜ女性ファンが多いと思いますか?

片桐:恋愛の曲にしても何にしても、女の子の気持ちを歌っている歌詞が多いので、そういった部分で共感してくれるファンの人が多い、っていうのは多分一つあるよね。

河井:うん。