【気になるトレンド用語】日本最大のイベント? ″初詣″って行きましたか
日本はクリスマスやバレンタインデーなど、海外から入ってきた宗教的な行事も独自にイベント化して社会の習慣として取り込んでいますね。海外から取り込んだ新しいイベントに負けずに行われているのが“お正月”です。日本最大の行事“お正月”で特徴的なのが、“初詣”です。宗教色が薄いといわれる日本人ですが、ほとんどの人が初詣にだけは出かけますね。
初詣は、なぜここまで日本人に強く引き継がれているのでしょうか。今回は、初詣について探ってみましょう。
■初詣の起源と現在の初詣
現代の日本では、特定の宗教に帰依して何らかの信仰を持っている人よりも、特に信仰する宗教を持たない人の方がはるかに多いでしょう。それでも初詣に出かけてしまう。これはどういうことなのでしょうか。
初詣とは、新年に初めに寺社へお参りし、一年の無事と平安を祈る行事です。初参り(はつまいり)ともいいます。
元々は「年蘢り」(としこもり、としごもり)といい、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に蘢る習慣があったそうです。やがて年蘢りは、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との二つに分かれ、元日詣が今日の初詣の原形となったのです。
初詣が習慣化したのはそれほど古い時代ではなく、従来は氏神またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り)が多かったのですが、近年では氏神や恵方とは関係なく有名な寺社へ参る人も多くなっています。明治時代までは恵方詣りの風習が残っていたようですが、京阪神において電鉄会社が沿線の神社仏閣をてんでんばらばらに「今年の恵方は○○だ」と宣伝し始めたために、本来の恵方ではない神社仏閣にも詣でるようになり、恵方の意味が薄れ、有名な神社仏閣にお参りするようになったといわれています。基本的に「年蘢り」形式を踏まず、単に寺社に「元日詣」を行うだけの初詣は新しい風習であり、明治以降広まったものだそうです。
■初詣は、神社? それともお寺?
初詣には寺社へ出かけますが、神社とお寺では何が違うのでしょうか。
寺社(じしゃ)とは寺院と神社の総称です。寺社は江戸時代までの仏主神従の考えによるもので、社寺は平安時代ごろから使われた形跡がありますが、主に神社優先の考えに基づいた明治期以降に多く使われていました。現在では寺社の方がやや一般的のようです。
寺院も神社も(神も仏も)信仰の対象としては変わりなく、明治の神仏分離令以前は、特に区別する必要がなければ両方含めて扱われることも多かったのです。そのため、初詣の対象としては、神社でもお寺でも良いわけです。
■初詣に行く? 行かない?
初詣を行う年齢層にはバラつきがあり、ノーリツが2006年12月に行ったインターネット上のアンケートでは、初詣に毎年行くと答えた年齢層の割合は70歳以上が59.1%だったのに対し、20歳代では44.4%となっています。さらに20歳未満では75%がほとんど行かないと回答しています。(産経新聞2006年12月18日の記事より)
若年層向けの情報誌での初詣特集は、初詣の後の食事や買い物を取り上げ、初詣そのものはメインにしないといったものも存在します。
なお、警察庁から発表されている2006年の初詣者数上位10社寺は以下のとおりです。
※2006年初詣参拝者総計 9373万人
■神様の得意ジャンルを知りましょう
日本の神様には、それぞれに役割や得意分野があります。例えば、商売繁盛の神様に恋愛を祈願しても効果は薄いというわけです。
●無病息災の初詣
茨城県鹿嶋市 鹿島神宮
栃木県佐野市 佐野厄よけ大師
埼玉県川越市 川越八幡宮
千葉県成田市 成田山新勝寺
東京都八王子市 高尾山薬王院
●縁結びの初詣
埼玉県川越市 川越八幡宮
東京都千代田区 神田神社
東京都府中市 大國魂神社
東京都調布市 深大寺
神奈川県真鶴町 貴船神社
●厄除けの初詣
栃木県佐野市 佐野厄よけ大師
千葉県成田市 成田山新勝寺
東京都千代田区 靖國神社
東京都千代田区 神田神社
東京都港区 大本山増上寺
東京都渋谷区 明治神宮
東京都府中市 大國魂神社
東京都調布市 深大寺
●安産の初詣
群馬県富岡市 一之宮貫前神社
埼玉県さいたま市大宮区 氷川神社
千葉県一宮町 玉前神社
東京都江東区 富岡八幡宮
東京都豊島区 雑司ケ谷鬼子母神堂
●学業成就の初詣
栃木県日光市 日光東照宮
東京都千代田区 靖國神社
東京都港区 大本山増上寺
東京都文京区 湯島天満宮
東京都渋谷区 明治神宮
東京都豊島区 雑司ケ谷鬼子母神堂
一般的に、正月三が日に参拝するのを初詣といっていますが、1月中に参拝すれば特に問題はないともいわれています。また、回数に関する規定はなく、多数の神社仏閣に参詣すればいろいろな御利益があるという説もあります。希望する祈願内容にあわせて寺社をハシゴしてみてみるのも良いかもしれませんね。
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初詣は、なぜここまで日本人に強く引き継がれているのでしょうか。今回は、初詣について探ってみましょう。
現代の日本では、特定の宗教に帰依して何らかの信仰を持っている人よりも、特に信仰する宗教を持たない人の方がはるかに多いでしょう。それでも初詣に出かけてしまう。これはどういうことなのでしょうか。
初詣とは、新年に初めに寺社へお参りし、一年の無事と平安を祈る行事です。初参り(はつまいり)ともいいます。
元々は「年蘢り」(としこもり、としごもり)といい、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に蘢る習慣があったそうです。やがて年蘢りは、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との二つに分かれ、元日詣が今日の初詣の原形となったのです。
初詣が習慣化したのはそれほど古い時代ではなく、従来は氏神またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り)が多かったのですが、近年では氏神や恵方とは関係なく有名な寺社へ参る人も多くなっています。明治時代までは恵方詣りの風習が残っていたようですが、京阪神において電鉄会社が沿線の神社仏閣をてんでんばらばらに「今年の恵方は○○だ」と宣伝し始めたために、本来の恵方ではない神社仏閣にも詣でるようになり、恵方の意味が薄れ、有名な神社仏閣にお参りするようになったといわれています。基本的に「年蘢り」形式を踏まず、単に寺社に「元日詣」を行うだけの初詣は新しい風習であり、明治以降広まったものだそうです。
■初詣は、神社? それともお寺?
初詣には寺社へ出かけますが、神社とお寺では何が違うのでしょうか。
寺社(じしゃ)とは寺院と神社の総称です。寺社は江戸時代までの仏主神従の考えによるもので、社寺は平安時代ごろから使われた形跡がありますが、主に神社優先の考えに基づいた明治期以降に多く使われていました。現在では寺社の方がやや一般的のようです。
寺院も神社も(神も仏も)信仰の対象としては変わりなく、明治の神仏分離令以前は、特に区別する必要がなければ両方含めて扱われることも多かったのです。そのため、初詣の対象としては、神社でもお寺でも良いわけです。
■初詣に行く? 行かない?
初詣を行う年齢層にはバラつきがあり、ノーリツが2006年12月に行ったインターネット上のアンケートでは、初詣に毎年行くと答えた年齢層の割合は70歳以上が59.1%だったのに対し、20歳代では44.4%となっています。さらに20歳未満では75%がほとんど行かないと回答しています。(産経新聞2006年12月18日の記事より)
若年層向けの情報誌での初詣特集は、初詣の後の食事や買い物を取り上げ、初詣そのものはメインにしないといったものも存在します。
なお、警察庁から発表されている2006年の初詣者数上位10社寺は以下のとおりです。
| 明治神宮 | 305万人 |
| 成田山新勝寺 | 275万人 |
| 川崎大師 | 272万人 |
| 伏見稲荷大社 | 269万人 |
| 熱田神宮 | 232万人 |
| 住吉大社 | 226万人 |
| 浅草寺 | 220万人 |
| 鶴岡八幡宮 | 213万人 |
| 太宰府天満宮 | 193万人 |
| 氷川神社 | 187万人 |
■神様の得意ジャンルを知りましょう
日本の神様には、それぞれに役割や得意分野があります。例えば、商売繁盛の神様に恋愛を祈願しても効果は薄いというわけです。
●無病息災の初詣
茨城県鹿嶋市 鹿島神宮
栃木県佐野市 佐野厄よけ大師
埼玉県川越市 川越八幡宮
千葉県成田市 成田山新勝寺
東京都八王子市 高尾山薬王院
●縁結びの初詣
埼玉県川越市 川越八幡宮
東京都千代田区 神田神社
東京都府中市 大國魂神社
東京都調布市 深大寺
神奈川県真鶴町 貴船神社
●厄除けの初詣
栃木県佐野市 佐野厄よけ大師
千葉県成田市 成田山新勝寺
東京都千代田区 靖國神社
東京都千代田区 神田神社
東京都港区 大本山増上寺
東京都渋谷区 明治神宮
東京都府中市 大國魂神社
東京都調布市 深大寺
●安産の初詣
群馬県富岡市 一之宮貫前神社
埼玉県さいたま市大宮区 氷川神社
千葉県一宮町 玉前神社
東京都江東区 富岡八幡宮
東京都豊島区 雑司ケ谷鬼子母神堂
●学業成就の初詣
栃木県日光市 日光東照宮
東京都千代田区 靖國神社
東京都港区 大本山増上寺
東京都文京区 湯島天満宮
東京都渋谷区 明治神宮
東京都豊島区 雑司ケ谷鬼子母神堂
一般的に、正月三が日に参拝するのを初詣といっていますが、1月中に参拝すれば特に問題はないともいわれています。また、回数に関する規定はなく、多数の神社仏閣に参詣すればいろいろな御利益があるという説もあります。希望する祈願内容にあわせて寺社をハシゴしてみてみるのも良いかもしれませんね。
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