【気になるトレンド用語】国民的人気? 今振り返る紅白歌合戦
2008年01月05日09時00分 / 提供:ITライフハック
2008年も幕が開きましたが、年の締めくくりといえば大みそか恒例のNHK紅白歌合戦ですね。昔は一家団らんの恒例行事。また紅白への出場は歌手にとって夢であり故郷へ錦を飾る勲章でもありました。しかし近年、大物歌手の出演辞退や文化人などによる紅白不要発言、視聴率も年々右肩下がりで紅白離れも進んでいます。NHKでも毎年新しい企画を立てて視聴者を呼び戻そうと必死ですが、今回はそんなNHK紅白歌合戦についてみてみましょう。
■紅白歌合戦の歴史
NHK紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)とは日本放送協会(NHK)が毎年12月31日(第3回までは1月3日)の夜に生放送する紅白対抗形式の歌番組。通称は「紅白」。会場はNHKホール(1973年から)で開催されるデジタル双方向機能対応番組です。
その年を代表するアーティストが女性は紅組(あかぐみ)、男性は白組に分かれて対抗形式で歌や演奏を披露します。
第1回は、第二次世界大戦終結直後の1945年の大みそかに「紅白音楽試合」というラジオ番組として放送されたのが始まりです。番組は近藤積(つもる)ディレクターの発案で、「剣道の紅白試合」を念頭に、「Speed, Sexuality, Sports」という娯楽の3要素を取り入れた番組として製作されました。音楽試合ということから歌以外の出場者も登場し、木琴、マンドリン、尺八による曲も披露されたそうです。当初は1回だけの放送予定でしたが、あまりの好評から5年後の1951年からタイトルを「紅白歌合戦」と改めて継続され、現在に至っています。
1953年(第3回)では、テレビでの実験放送が実施。それまでの第3回までは正月番組として放送されていましたが、第4回からは12月31日に放送され、以降テレビでの大みそか放送が定着しました。なお、大みそかの収録・生放送を行った理由は当時の年末年始には大みそかしか大規模な会場が開いていなかったことが一因だそうです。また、この第4回から会場に観客を入れての公開放送となりました。
会場は、第3回までは内幸町にあった旧NHK東京放送会館。ラジオ・テレビ同時放送開始の(第4回)以降は東京宝塚劇場や日劇・日比谷公会堂・産経ホール・新宿コマ劇場などを転々としましたが、1973年(第24回)以降に渋谷 NHKホールに固定されて今日に至ります。 なおカラー放送の開始は、1964年(第15回)からとなっています。
視聴率は、1970年代から1980年代前半は脅威的に高く、以後はテレビの音楽番組が減るなど状況もあり、視聴率が大きく落ちてきています。
1980年代に入りますと、紅白は話題を集めにくくなっていました。この時期に最も注目されたものの一つが小林幸子さんの衣装です。小林さんの衣装は1980年代半ばから華々しくなり、1985年(第36回)の「夫婦しぐれ」で十二単、翌1986年(第37回)の「別離(わかれ)」ではクレオパトラの衣装を披露、1991年(第42回)の「冬化粧」では鳥となって飛びました。1990年代に入ると小林さんと美川憲一さんの豪華衣装対決も注目されるようになりました。
1990年代はJ-POPのアーティストが積極的に出演したこともあり視聴率は50%台をキープする安定期となりましたが、2000年代に入るとJ-POPのアーティストも紅白を避けるようになり、視聴率も40%前後へと低下しています。
■人選や曲順はどうなっているのでしょうか?
若手歌手については話題性や社会的影響、ヒット曲の有無によって決められているようですが、ベテラン歌手ではヒット曲の有無は必要ではないようです。これは、年齢性別にかたよらずに指示されている歌手を選出するという紅白歌合戦の特徴によるものでしょう。
以前は番組の前半にアイドルなどの若手が出演し、後半に演歌歌手など集めていたため、後半の時間の若年層はほか局の番組を見たり、初詣に出かけてしまったりという現象をうみました。最近では、NHKも歌う歌手の順番をランダムにするなど対策をとっています。
■低迷する紅白と悩めるNHK
以前のように大みそかは紅白しかイベントがない時代とは異なり、近年は格闘技番組やアーティストのカウントダウンライブなども開催されるようになり、視聴率を稼げる人気歌手を紅白に出場させることが難しくなってきました。
しかしモーニング娘。などハロー!プロジェクトのメンバー、浜崎あゆみ、大塚愛、倖田來未らエイベックス勢、aiko、氣志團、ORANGE RANGE、中島美嘉など、紅白出場に積極的な歌手や芸能事務所も存在しています。
プログラム的には、演歌歌手の出演数が半減したため、演歌ファンが紅白から演歌や懐メロ中心の裏番組「年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京)へ流れるという現象もおきています(BSジャパンでも同時放送されているため日本全国で視聴可能)。演歌歌手は、紅白出場が翌年のコンサート活動などへの影響が大きいことから、「紅白に出たい」という人は今も多いようです。
また、2004年には紅白も担当したNHKプロデューサーが5千万円近い制作費を不正支出していたことが明るみに出て、NHKは激しい批判にさらされました。その際に紅白の在り方についても見直しが提起され、翌2005年(第56回)には「スキウタ」アンケートを実施、その結果を参考に曲目を決めるなどの試みが実施されました。
BSでも見られるようになったことなどから、地上波放送の視聴率は減少傾向にありますが、視聴率は一応下げ止まりを見せています。しかし、視聴者の理解を真に得られるかどうかはなお今後の取り組みにかかっており、NHKの苦悩は続いているといえるでしょう。
■司会者にも工夫
紅白といえば、出場歌手のほかにも司会者が毎回話題となります。
2001年(第52回)から2004年(第55回)までは当時の海老沢勝二会長の強い意向によりNHKアナウンサーが全ての司会を担当していました。 その後は、有名俳優、司会のできるアイドルなどが勤めるなど、話題性にも貢献しています。2007年は、スマップの中居 正広さんと過去に他局の生放送で放送事故などを残している笑福亭鶴瓶さんの男性コンビを51年ぶりに起用し、「NHKも怖いものなしだな」といわれるほどになっています。
●平成11年以降の司会者
■こちらもオススメ!気になるトレンド用語
・Webの便利さが広がる“API”ってなに?
・日本の安全神話崩壊?"銃刀法"って大丈夫なの
・携帯小説は、どこからきて? どこにいく?
・流行語大賞って本当に流行ったの?
・オシム監督をおそった脳梗塞 その怖さと予防
・気になるトレンド用語 バックナンバー
■紅白歌合戦の歴史
NHK紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)とは日本放送協会(NHK)が毎年12月31日(第3回までは1月3日)の夜に生放送する紅白対抗形式の歌番組。通称は「紅白」。会場はNHKホール(1973年から)で開催されるデジタル双方向機能対応番組です。
その年を代表するアーティストが女性は紅組(あかぐみ)、男性は白組に分かれて対抗形式で歌や演奏を披露します。
第1回は、第二次世界大戦終結直後の1945年の大みそかに「紅白音楽試合」というラジオ番組として放送されたのが始まりです。番組は近藤積(つもる)ディレクターの発案で、「剣道の紅白試合」を念頭に、「Speed, Sexuality, Sports」という娯楽の3要素を取り入れた番組として製作されました。音楽試合ということから歌以外の出場者も登場し、木琴、マンドリン、尺八による曲も披露されたそうです。当初は1回だけの放送予定でしたが、あまりの好評から5年後の1951年からタイトルを「紅白歌合戦」と改めて継続され、現在に至っています。
1953年(第3回)では、テレビでの実験放送が実施。それまでの第3回までは正月番組として放送されていましたが、第4回からは12月31日に放送され、以降テレビでの大みそか放送が定着しました。なお、大みそかの収録・生放送を行った理由は当時の年末年始には大みそかしか大規模な会場が開いていなかったことが一因だそうです。また、この第4回から会場に観客を入れての公開放送となりました。
会場は、第3回までは内幸町にあった旧NHK東京放送会館。ラジオ・テレビ同時放送開始の(第4回)以降は東京宝塚劇場や日劇・日比谷公会堂・産経ホール・新宿コマ劇場などを転々としましたが、1973年(第24回)以降に渋谷 NHKホールに固定されて今日に至ります。 なおカラー放送の開始は、1964年(第15回)からとなっています。
視聴率は、1970年代から1980年代前半は脅威的に高く、以後はテレビの音楽番組が減るなど状況もあり、視聴率が大きく落ちてきています。
1980年代に入りますと、紅白は話題を集めにくくなっていました。この時期に最も注目されたものの一つが小林幸子さんの衣装です。小林さんの衣装は1980年代半ばから華々しくなり、1985年(第36回)の「夫婦しぐれ」で十二単、翌1986年(第37回)の「別離(わかれ)」ではクレオパトラの衣装を披露、1991年(第42回)の「冬化粧」では鳥となって飛びました。1990年代に入ると小林さんと美川憲一さんの豪華衣装対決も注目されるようになりました。
1990年代はJ-POPのアーティストが積極的に出演したこともあり視聴率は50%台をキープする安定期となりましたが、2000年代に入るとJ-POPのアーティストも紅白を避けるようになり、視聴率も40%前後へと低下しています。
■人選や曲順はどうなっているのでしょうか?
若手歌手については話題性や社会的影響、ヒット曲の有無によって決められているようですが、ベテラン歌手ではヒット曲の有無は必要ではないようです。これは、年齢性別にかたよらずに指示されている歌手を選出するという紅白歌合戦の特徴によるものでしょう。
以前は番組の前半にアイドルなどの若手が出演し、後半に演歌歌手など集めていたため、後半の時間の若年層はほか局の番組を見たり、初詣に出かけてしまったりという現象をうみました。最近では、NHKも歌う歌手の順番をランダムにするなど対策をとっています。
■低迷する紅白と悩めるNHK
以前のように大みそかは紅白しかイベントがない時代とは異なり、近年は格闘技番組やアーティストのカウントダウンライブなども開催されるようになり、視聴率を稼げる人気歌手を紅白に出場させることが難しくなってきました。
しかしモーニング娘。などハロー!プロジェクトのメンバー、浜崎あゆみ、大塚愛、倖田來未らエイベックス勢、aiko、氣志團、ORANGE RANGE、中島美嘉など、紅白出場に積極的な歌手や芸能事務所も存在しています。
プログラム的には、演歌歌手の出演数が半減したため、演歌ファンが紅白から演歌や懐メロ中心の裏番組「年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京)へ流れるという現象もおきています(BSジャパンでも同時放送されているため日本全国で視聴可能)。演歌歌手は、紅白出場が翌年のコンサート活動などへの影響が大きいことから、「紅白に出たい」という人は今も多いようです。
また、2004年には紅白も担当したNHKプロデューサーが5千万円近い制作費を不正支出していたことが明るみに出て、NHKは激しい批判にさらされました。その際に紅白の在り方についても見直しが提起され、翌2005年(第56回)には「スキウタ」アンケートを実施、その結果を参考に曲目を決めるなどの試みが実施されました。
BSでも見られるようになったことなどから、地上波放送の視聴率は減少傾向にありますが、視聴率は一応下げ止まりを見せています。しかし、視聴者の理解を真に得られるかどうかはなお今後の取り組みにかかっており、NHKの苦悩は続いているといえるでしょう。
■司会者にも工夫
紅白といえば、出場歌手のほかにも司会者が毎回話題となります。
2001年(第52回)から2004年(第55回)までは当時の海老沢勝二会長の強い意向によりNHKアナウンサーが全ての司会を担当していました。 その後は、有名俳優、司会のできるアイドルなどが勤めるなど、話題性にも貢献しています。2007年は、スマップの中居 正広さんと過去に他局の生放送で放送事故などを残している笑福亭鶴瓶さんの男性コンビを51年ぶりに起用し、「NHKも怖いものなしだな」といわれるほどになっています。
●平成11年以降の司会者
| 回 | 平成 | 紅組/白組 |
| 58 | 19 | 中居正広/笑福亭鶴瓶 |
| 57 | 18 | 仲間由紀恵/中居正広 |
| 56 | 17 | 仲間由紀恵&山根基世/みのもんた&山本耕史 |
| 55 | 16 | 小野文惠/阿部渉 |
| 54 | 15 | 有働由美子&膳場貴子/阿部渉&高山哲哉 |
| 53 | 14 | 有働由美子/阿部渉 |
| 52 | 13 | 有働由美子/阿部渉 |
| 51 | 12 | 久保純子/和泉元彌 |
| 50 | 11 | 久保純子/中村勘九郎 |
| 49 | 10 | 久保純子/中居正広 |
| 48 | 9 | 和田アキ子/中居正広 |
| 47 | 8 | 松たか子/古館伊知朗 |
| 46 | 7 | 上沼恵美子/古館伊知朗 |
| 45 | 6 | 上沼恵美子/古館伊知朗 |
| 44 | 5 | 石田ひかり/堺正章 |
| 43 | 4 | 石田ひかり/堺正章 |
| 42 | 3 | 浅野ゆう子/堺正章 |
| 41 | 2 | 三田佳子/西田敏行 |
| 40 | 1 | 三田佳子/武田鉄矢 |
■こちらもオススメ!気になるトレンド用語
・Webの便利さが広がる“API”ってなに?
・日本の安全神話崩壊?"銃刀法"って大丈夫なの
・携帯小説は、どこからきて? どこにいく?
・流行語大賞って本当に流行ったの?
・オシム監督をおそった脳梗塞 その怖さと予防
・気になるトレンド用語 バックナンバー
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