「佳子さまはとにかく残っていただきたい」 宮内庁から聞こえる”ラブコール”が切実な理由
養子案には慎重論が
後半国会で注目が集まる「皇室典範」改正問題。自民党の麻生太郎副総裁を中心に国会議員たちはやる気満々なのはこれまでにもお伝えした通り。高市政権の高支持率も追い風に国会での議論が進む中、宮内庁から漏れ伝わってくる声についてレポートする。
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皇族数の確保が喫緊の課題となって四半世紀以上が経過する中、政治がこの問題に正面から向き合うことになるのだろうか。現時点で浮上する、「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する」と「皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子に迎える」案は「基本的に妥当」との流れができつつある。が、養子案については主に野党側からの慎重論が根強い。

衆院の森英介議長、石井啓一副議長、参院の関口昌一議長、福山哲郎副議長による協議がまとまれば、衆参の全13党派が参加する全体会議が開かれることになる。
「養子に迎える案」について自民は何よりも重要視しているとのことだが、果たして――。
公務に準じた業務を
「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案については特に異論はないようなので、養子に迎える案よりも前に認められる可能性は高そうです」
と、担当記者。ここで注目されるのが、佳子さまと愛子さまの結婚時期だ。
「ここでは佳子さまに限って言うと、宮内庁内からは“佳子さまには結婚後も皇室に残っていただきたい”との声が大きかったですね。公務の主な担い手を務められている佳子さまが皇室から欠けてしまうことは想定したくない・できないとの声までありました」(同)
あまり知られていないことかもしれないが、女性皇族が皇籍を離脱して民間人となった後も公務とは言わないまでもそれに準じた業務をこなすことが決して少なくないという。
結婚にともなって皇籍を離脱した黒田清子さんはその後、伊勢神宮の祭主、宮中祭祀の拝礼や御用邸で上皇ご夫妻のサポートなどといった動きをなさっている。
皇室に不可欠な支え
伊勢神宮の祭主は、天皇陛下の代理として神嘗祭などの祭典を執り行う神職の最高位にあたる。
清子さんは2012年、当時の祭主である池田厚子さん(昭和天皇の4女)を補佐して2013年の式年遷宮をサポート。その後、2017年に正式な祭主に就任した。
「その他にも公的な式典や文化的な活動に臨席することもあります」(同)
国費から公務のための予算が直接支給される立場ではないが、清子さんの振る舞いは「公務に準ずる、皇室に不可欠な支え」となっているようだ。こうした皇室行事や宮中祭祀への奉仕に対する報酬について厚いベールに包まれているが、基本的にボランティアとされている。これを踏まえれば仮に佳子さまが皇籍離脱をされた場合、結婚に際する一時金を受け取られた後は報酬を受け取ることはないということになる。
眞子さんが不在の中で
「佳子さまは将来の天皇陛下である悠仁さまの実姉です。米ニューヨーク州弁護士・小室圭さんと結婚した眞子さんが日本にいない状況が続けば、悠仁さまに関連する式典や活動、日々の行事に佳子さまに関与していただきたい場面が多くなっていくかもしれません。その際に佳子さまが結婚されていても皇室に残っていらっしゃるならそもそも距離は近いわけで、何かとありがたい存在になるはずだという見方ですね。宮内庁内から佳子さまに“皇室に残っていただきたい”との声が出てきているというのは、現場の職員らが日々、感じていることの裏返しと言えるのでしょう」(同)
国民はもちろん、当の皇族の方々にとってより良い状況につながる改正が望まれる。
デイリー新潮編集部
