数多くの著名人のヘアメイクを手掛け、登録者数165万人超えのYouTubeチャンネル『HIRO BEAUTY CHANNEL』を運営するヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん(44)。

【衝撃画像】「ロッカーに閉じ込められて、ボコボコにされた」中学で“壮絶イジメ”を受けた小田切ヒロの写真をすべて見る

 総フォロワー数390万人(2026年5月時点)を誇る「美のカリスマ」の裏には、想像を絶する少年時代があった。継母からの“洗脳”と虐待、学校でのいじめ、継母からの“金の無心”――その壮絶な経験と、家族との絶縁に至るまでの経緯を語ってもらった。


 小田切ヒロさん ©三宅史郎/文藝春秋

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「掃除ロッカーの中に閉じ込められてボコボコに…」中学時代に受けた凄惨ないじめ

 中学時代、小田切さんが受けたいじめは凄惨なものだった。「靴がなくなったり画鋲を入れられたりというのは日常で」「掃除ロッカーの中に閉じ込められてボコボコにされることもありました」と振り返る。

 さらに追い打ちをかけたのが、教師による行為だった。林間学校の出し物として、ある教師が生徒たちのコンプレックスにあたる顔のパーツを写真から切り取り、「この口は誰の口でしょう」というゲームを作成。小田切さんもそのターゲットにされた。

「死にたいというよりも『死んでやろう』と思った」

「死のうと思いました。家庭のことや学校でのいじめで苦しかったところに、先生からもそんなことをされてしまった。もう生きる場所もなければ、逃げる場所もない。だからその時は、死にたいというよりも『死んでやろう』と思ったんですね」

 復讐のような気持ちで自殺を考えたが、その日はたまたま足場台が置いておらず、手が届かなかった。「本当は死にたかったわけじゃなくて、死んでやりたかっただけなんですよね」と小田切さんは言う。

「サインしてちょうだい」自己破産を迫られ、絶縁を決意

 17歳で家を出た後も、継母からの金の無心は続いた。25、26歳の頃、勤務先の伊勢丹に継母方の姉が現れ、3社のカード会社の借入契約書を取り出してこう告げた。

「今のあなたなら3社から合計500万円借りられるから、サインしてちょうだい」

 自己破産を前提とした借金を迫られたのだ。

 当時のパートナーに契約書を見せると、「こんなことをするのは、もう親ではない。完全に縁を切った方がいいのではないか」と言われた。この言葉が、絶縁への決定打となった。弁護士を通じて裁判所に接近禁止命令を申請し、事実上の絶縁が成立した。

「本当にもう終わったんだな」継母の訃報が届いた時の心境

 その後、継母の訃報が届いたのは約2年前のこと。電報には「最後の死に際まで、ヒロが活躍しているのを喜んでいました」と綴られていた。その知らせを受けた時の心境を、小田切さんはこう語る。

「『ゲームセット』という言葉が頭の中にバッと浮かんで。『あ、本当にもう終わったんだな』と。良いも悪いも、なんの感情もない」

 苦難の日々を経て現在の地位を築いた小田切さんは、同じような境遇にある人々へこんなメッセージを送る。

「今どん底にいる人は、暗い影の中にいるかもしれないけれども、それは光るための準備段階だと思ってほしい」

 影が強ければ強いほど、光も強くなる――それが、小田切さんが自らの人生から得た確信だ。

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(「文春オンライン」編集部)