中森明菜

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 20年ぶりのコンサートツアーを目前に控える中森明菜(60)が、着々と準備を進めている。かねて指摘されていた声の問題を克服するべく、自ら進んで著名な指導者に教えを請うているそうだが……。

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【実際の写真】変わらぬ美貌をカメラが捉えた! かが屋・加賀翔が撮影した「中森明菜」現在の姿

秘密裏にレッスン

 明菜は長き充電期間を経て現在、活動を本格的に再開させつつある。

 昨年末には、8年ぶりのディナーショーで歌声を披露した。そしてついに今年7月、2006年以来となるコンサートツアーを開催する。名古屋、大阪、東京の3都市を回り、計5公演を打つ予定だ。

 彼女を知る音楽業界関係者によれば、

「明菜さんは数カ月前から、あるボイストレーナーのレッスンを受け始めました。業界ではつとに名前の通った指導者で、人気テレビ番組への出演でも知られます。これまで自己流で歌ってきた天才肌の明菜さんは今、基礎的な発声方法からビシバシ鍛え直されているそうですよ」

中森明菜

 このトレーナーはレッスンの予約が取れないことでも有名だという。

「芸能事務所が期待の新人を預けるだけでなく、経験豊富なプロの歌手も皆、指導を仰ぎたがるからです。しかるべき人物の紹介があって初めて、相当先のスケジュールを押さえることができるといいます。大物歌手の明菜さんは、秘密裏に特別レッスンを受けていると聞きました」(同)

 彼女がレッスンを受けることにしたのは、コンサートに向けて声の小ささを自覚したからだという。

「明菜さんは声量が足りません。何曲か続けて歌うと、声が持たなくなってしまう。大きな声を出すための体力がないんです」(同)

 若かりし頃は「DESIRE-情熱-」などの楽曲でパワフルなビブラートを利かせ、会場を沸かせていたものの、年齢を重ねるごとに声量は低下している。

「ファンが“伝説の歌姫”の完全復活を今か今かと待ち望んでいる中、明菜さんは何とか声量不足の問題を解決しようと考えたのでしょう。心身の状態が不安定だったひと昔前とは異なり、本気で再起を図っているのだと思います」(同)

永遠のアイドル

 明菜は近年、ライブに限らず、音楽活動全般に積極的である。昨年のクリスマスイブに発表した配信限定シングル「Merry Christmas,My Heart」では、初めて自ら作曲を手がけた。

 彼女は昨年末のディナーショーでこの楽曲を初披露した後、

「私もシンガーソングライターになりました」

 と、少し照れたような様子で述べ、観客から拍手喝采を浴びた。

 今年に入ってからも、経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)のエンディングテーマとして、新曲「カサブランカ」を書き下ろした。3月30日の放送回以降、オンエアされるようになったこの楽曲で、彼女は作詞を手がけたとされる。

「もっとも『カサブランカ』を聴くかぎり、声量はあまり戻っていないように思えます。公演で最後まで歌い切れるのか、不安が拭い切れません」(前出の業界関係者)

 この点について、明菜の44年来のファンで昨年末のディナーショーにも参加したという高須賀剛さんに聞くと、

「14年末、紅白歌合戦に中継で特別出演した明菜は、久しぶりの表舞台で驚くほど声が出ていませんでした。あの頃に比べれば最近は、少しずつ声量が回復してきた。もっとも、往年のような声は出せていません。もう60歳で、体調も長らく優れなかったゆえに、仕方がないことです。次のコンサートでも原曲のキーのまま歌うことは無理だと思われますが、ファンとしては明菜が元気になり、姿を見せてくれるだけで十分にありがたい。何があっても私にとっては“永遠のアイドル”ですから」

 むろん、特別レッスンの効果にファンは注目するだろう。

「週刊新潮」2026年5月7・14日号 掲載