受け継がれる美智子さまの精神と雅子さまの願い…愛子さまが「愛用する2つブローチ」に込めた「メッセージ」
リンクコーデはご一家の絆の証
天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは静養のため、2026年5月1日より1週間ほど栃木県の御料牧場で滞在された。その際、目を引いたのが、ご一家の装いだ。
「天皇陛下は水色のストライプ柄のシャツ、雅子さま、愛子さまはラベンダー系のインナーをお召しになっていました。春から夏へと季節が移ろうこの時期にピッタリの"リンクコーデ"でした」(皇室ジャーナリスト)
これまでもご天皇一家のリンクコーデはたびたび話題になっている。服の色や柄、素材、アイテムの一部をおそろいにする着こなしのことで、さりげなく統一感を持たせることが特徴だ。
「リンクコーデを取り入れることで一体感が生まれ、ご一家の仲睦まじさが一層際立ちます。訪問先や季節に合わせ、ご一家でアイデアを出し合いながら相談されていると聞き及んでいます。一般的には、両親とのおそろいに抵抗感を示す年頃もあるでしょうが、愛子さまにはその様子は見られません。両陛下を心から尊敬されており、”反抗期がほとんどなかった”と言われているほどです。それは数々の苦悩を共に乗り越えてきたからこそ生まれた、ご一家の強い絆の証といえるでしょう」(同前)
天皇一家はこれまで、決して平坦ではない道を歩んできた。雅子さまの適応障害、天皇陛下の人格否定発言、愛子さまの不登校――そのたびに逆風にさらされてきた。しかし、それを乗り越えてきたことで、家族の絆はより深まり、互いに支え合う現在の形が築かれたという。
母娘の双子コーデも注目!
そうした仲睦まじさは、母娘の様子からも見て取れる。最近では雅子さまと愛子さまの”双子コーデ”にも注目が集まっている。皇室のファッション事情に詳しい放送作家のつげのり子氏は次のように説明する。
「雅子さまと愛子さまテーラードジャケットをお召しになることが多いんです。その色合いも意識的に合わせておられるようにお見受けします。
今年4月、福島県をご訪問されたときも、愛子さまと雅子さまはテーラードカラーのダブルジャケットを色違いで着用されていました。雅子さまは水色、愛子さまはピンクと、春を感じさせるようなパステルカラーが印象的でしたね。ちょうどサクラが咲いている時期で、現地の風景とも美しく調和していました」
愛子さまと雅子さまのお二人が、色やデザイン、テーマを合わせられることは珍しくない。2026年2月23日の天皇誕生日一般参賀でもその一端が見られた。
「雅子さまと愛子さまはそれぞれ黄色系のお召し物でしたので、事前にご相談されていたのでしょう。陛下がお言葉で『日ごとに春に向かっているのを感じます。皆さん一人一人にとって、穏やかな春となるよう願っております』と述べられていましたので、国民にも春の訪れを感じてもらいたい、という願いを込め、黄色を選ばれたのではないでしょうか」(前出・つげ氏)
皇室ファッションは、ただのおしゃれやマナーにとどまらず、国民へのメッセージが込められている。特に女性皇族は、装いを通し、さりげなくその思いを伝えようとしてきた。それは上皇后・美智子さまの時代から受け継がれてきた精神でもあるのだ。
ファッションを通じたメッセージ
「特に美智子さまは、ファッションを通じたメッセージの発信を大切にされておられました。例えば、バルト三国をご訪問された際にはスーツにそれぞれの国旗の色を取り入れていらっしゃいました。国内でも、沖縄訪問の際には沖縄の伝統織物である”芭蕉布”をあしらったスーツを選ばれたり、沖縄の花である”ゆうな”をモチーフとしたコサージュをお帽子に添えられていたこともあります。装いによって、ご訪問先への敬意を示していらっしゃるのです」(同前)
こうしたメッセージ性はアクセサリー選びにも反映されている。前出のつげ氏は雅子さまと愛子さまの「ブローチ」に注目する。
「雅子さまも愛子さまも、お洋服とのバランスによってネックレスやブローチを使い分けておられます。皇族方がスーツやセットアップを着用される場合、同系色のジャケットとスカートにネックレスやブローチを合わせるのが定番のスタイルです。
素材はパールが多いですが、状況に応じて選ばれています。その中で、雅子さまが身に着けているブローチに、ある思いが込められているのではないか、と感じているんです」(同前)
それは雅子さまが皇太子妃時代から愛用しているブローチのうちの一つだという。つげ氏によると、雅子さまは一般参賀の際にある特定のモチーフを付けられることが多いそうだ。
「新年と天皇誕生日、年2回の一般参賀で、皇太子妃時代から雅子さまが高確率で選ばれるのが、数字の”8”を横にしたような形のブローチです。これは『無限大(インフィニティ)』、つまり、永遠や終わりがないことを表しているのだと思います。おそらくですが、一般参賀という場で、国民と共に新年や天皇陛下のお誕生日を祝い、国民の幸せと平和が永遠に続くように、との祈りを込められているのではないでしょうか」(同前)
雅子さまから愛子さまに受け継がれたこと
このさりげないメッセージは、雅子さまから愛子さまにも受け継がれているようだ。
「愛子さまにもお気に入りの2つのブローチがあります。一つは円を描いているような曲線で、螺旋にも見えるようなデザインにパールをあしらったもの。伊勢神宮参拝や雅楽の演奏会、お言葉を述べられる際などによく好んで着けておられます」
そう話すつげ氏は「これは『終わりなき永遠』を意味しているのではないでしょうか」と推測する。雅子さまのインフィニティ同様、普遍的な価値や世界の平和、そして人々の幸せ――そうした祈りをブローチに込めているとも考えられる。
愛子さまのこのブローチは、向きを変えてさまざまなバリエーションで着用されていることでも知られている。この工夫も「雅子さまからのアドバイスなのかもしれない」と前出のつげさんは語る。
「雅子さまはインフィニティのブローチを縦にしたり、横にしたり、と見せ方を変えておられます。そうすることで、思いを伝えつつも、装いに変化をつけることができます。愛子さまもそのお姿を見習われたのでしょう」
そうしてもう一つ、白鳥の羽を思わせるデザインのブローチも愛子さまのお気に入りだ。これもまた、メッセージを読み取ることができるという。
良いものは長く使う皇室の伝統
「2024年の佐賀県での初の単独ご公務、そして、2025年の初の海外ご公務でラオスへ出発される際に着けていました。ご一家で長崎をご訪問のときもこのブローチでした。
私は、白鳥のように軽やかに国境を越えて、出会った人々との友好を深めたい、という思いの表れではないか、と思ったんです。また、白鳥は『幸運』や『平和』の象徴でもあります。ご訪問先で出会った人々に穏やかな日々が届くよう、そして平和が続くよう、そうした願いが込められているように思うのです」(同前)
これら定番のブローチには、「国民へのメッセージとはまた別の意味もあるのではないか」と前出の皇室ジャーナリストは語る。
「愛子さまにとっては、一種の”お守り”のような存在でもあるのではないでしょうか。ご公務に慣れないころから愛用されています。成年皇族となり、社会人となり、さまざまな重責の中、ご自身を奮い立たせるような願いを込めていらっしゃるのかもしれません。そうした場で身に着けていらっしゃるので、ご家族から贈られた大切な品である可能性もあります。
また、今後は雅子さまが長年大切にされてきたジュエリーを愛子さまが受け継ぎ、お使いになられる機会が増えることも十分に考えられます」
というのも、母から娘、あるいは姉妹間などで衣装やアクセサリー類を共有することは、皇室ではよく知られた習慣だ。
「秋篠宮家次女の佳子さまや長女の小室眞子さんも、お母さまの紀子さまから受け継いだお召し物を披露されています。ジュエリー、お着物、ハンドバッグなどは同じものをお使いになられていることに気付く場面はよくあります。良いものは長く使い、補修したり、リメイクしたりして受け継ぐ。これは華美を避けて国民に寄り添うという皇室ならではの文化の表れです。同じ洋服を身に着けることは、女性皇族たちの絆の深さを物語るものでもあります」(前出・皇室ジャーナリスト)
装いに込められた祈りと願い、そして母から娘へと繋がれていく家族の絆。ファッションを通して、これからも静かに、かつ力強く国民へメッセージを届け続けていくのだろう。
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