8回、ベンチから試合を見つめる阿部監督(中央)=撮影・西田忠信

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 「阪神7−5巨人」(2日、甲子園球場)

 懸命な追い上げも、あと一歩届かない。巨人・阿部慎之助監督は今後につながる光に前を向きつつ、反省を忘れなかった。「左ピッチャーをなかなか打ち崩せていないので、何とか対策を練って次は臨みたい」。大竹の前に沈黙した打線。突破口を見つける敗戦としたい。

 六回まで1安打に抑え込まれ、最遅68キロのスローボールも駆使されて翻弄(ほんろう)された。指揮官は「野球って不思議だなと思ってね。160キロ投げればいいのかっていうね。そういういろんなことを考えさせられた」と肩を落とした。

 四回の攻撃前には円陣を組むなど指示も飛んだが、結果的には実らなかった。「経験の少ない選手も多く出ている。左に対してはどうやって対応したらいいのかを含めて、しっかり僕らも指導しながら、経験をさせながらやっていきたい」とは橋上オフェンスチーフコーチ。この壁を、全員で乗り越えていく。