カゴメ、青森りんごの未来をつなぐストレートジュース「青の森の蜜」を発売、生産者・JAアオレンとの共創で約2年かけて開発

カゴメは、独自に選果した青森県産「ふじ」りんごを使用し、JAアオレン(青森県農村工業農業協同組合連合会)の独自製法とカゴメのブレンド技術で仕上げたストレートりんごジュース「青の森の蜜」を、通信販売「カゴメ健康直送便」で予約販売を開始した。4月27日に行われた商品発表会では、「青の森の蜜」の開発背景や商品に込めたこだわりを紹介するとともに、青森県出身でフレンチレストラン「RAVIN D'OR(ラヴァンドール)」のオーナーシェフ 金澤勇介氏による「青の森の蜜」を五感で楽しむアレンジメニューが振る舞われた。

「『青の森の蜜』は、青森りんご生産者とJAアオレン、カゴメが約2年をかけて商品化した、果肉感あふれる至福のストレートりんごジュースとなっている。りんごを育む青森の風土への想いを込めて、商品名を『青の森の蜜』と命名した」と、カゴメ マーケティング本部 ウェルビーイング事業部 マネージャーの恵良正和氏が挨拶。「近年、青森県は、記録的豪雪などの気候変動や生産者の高齢化の影響によって、おいしいりんごを安定して届け続けることが難しくなっている。青森県産りんごの年間生産量は、2010年の45万トンから2024年には37万トン、2040年には20万トンまで減少すると見込まれている。こうした中で、青森の生産者が夢をもってりんごを作り続けたくなるような商品を開発し、青森りんごを盛り上げたいというJAアオレンとカゴメの想いが合致し、今回のプロジェクトが立ち上がった。高付加価値商品を展開することで、生産者や産地を豊かにし、産業全体の維持・活性化を図る」と、「青の森の蜜」を開発するに至る経緯を説明した。

「商品開発にあたっては、生産者とJAアオレン、カゴメが持つ経験・技術・情熱を重ね合わせ、青森りんごの魅力を最大限に活かした、とびきりおいしいりんごジュースに挑戦した。まず、原料は『りんごの王様』と呼ばれる品種『ふじ』のみを使用。色づきや熟度を丁寧に見極め、最もおいしい時季に収穫された『ふじ』の中から、カゴメがJAアオレンを通じて独自に選果した果実を使っている」とのこと。「製法には、JAアオレン独自の『密閉搾り製法』を採用。無酸素状態で搾汁することで、りんご本来の芳醇な味わいと華やかな香りを引き出している。そして、密閉搾り製法で搾ったストレート果汁に、丁寧に裏ごししたなめらかな口当たりのりんごピューレーを絶妙なバランスでブレンドした。果肉感はもちろん、ピューレーならではの豊かなコクと香りが重なり合い、ひとつ上の贅沢な味わいに仕上げている」と、青森りんごへのこだわりが詰まった特別なりんごジュースが完成したと目を細めていた。

続いて、JAアオレン 代表理事会長の小笠原康彦氏が挨拶。「青森県のりんごづくりは150年以上の歴史を持っている。その中でJAアオレンは、青森りんごの風味を最大限引き出すための密閉搾り製法で、飲んだ人が笑顔になるおいしいりんごジュースを届けてきた。一方で、国産りんごの収穫量は年々減少を続けており、青森県でも収穫量の維持が喫緊の課題となっている。そこで今回、当社とカゴメの技術とノウハウを掛け合わせ、高品質なりんごジュース『青の森の蜜』を共創した。この商品を通じて、消費者に青森りんごの魅力を伝えると共に、ブランド価値の向上によって産地や生産者が活気づき、青森りんごを未来へつなぐ原動力にしていきたい」と、「青の森の蜜」に込めた想いを語った。

ここで、フレンチレストラン「ラヴァンドール」オーナーシェフの金澤勇介氏が、「青の森の蜜」を五感で楽しむアレンジメニューとして、「青の森の蜜でグラッセした雪下人参のキャラメルロースト」と「ホワイトアスパラガスの青の森の蜜マリネ、ピュレとエストラゴンのソース」の2品を紹介した。

「今回、青森県出身者として、馴染み深い『ふじ』を使ったりんごジュース『青の森の蜜』のアレンジメニューに携わることができてうれしく思っている。1品目の『青の森の蜜でグラッセした雪下人参のキャラメルロースト』は、『青の森の蜜』の強い甘さと余韻の長さに適した野菜として、糖度の高い雪下人参を選んだ。人参が苦手な子どもでも食べられるよう『青の森の蜜』でグラッセしている。2品目の『ホワイトアスパラガスの青の森の蜜マリネ、ピュレとエストラゴンのソース』は、青森県と同じ緯度にあるフランス・ブルターニュ地方のホワイトアスパラガスを使用。りんごピューレにエストラゴンというハーブを加え、青森りんごの青々しさをイメージさせる仕立てにしている」と、アレンジメニューのこだわりポイントを説明。

「『青の森の蜜』は、ワイングラスで飲むと、その香りや味わいをより一層楽しむことができる。常温の場合は、まるみのある少し大きめのワイングラス。冷やした場合は、フルートグラスやシャンパングラスを使って飲んでみてほしい」と、ワイングラスを使ったおすすめの飲み方も教えてくれた。

最後に、カゴメの恵良氏がモデレーターを務め、JAアオレンの小笠原氏とカゴメ ウェルビーイング事業部 部長の中津隈哲郎氏によるトークセッションが行われた。トークセッションでは、「青森りんごの課題と、未来に向けた取り組み」をテーマに、青森りんご産地の現状や「青の森の蜜」への想い、今後の展開などについて意見を交わした。

中津隈氏は、JAアオレンとの共創のきっかけについて、「約15年前からギフト商品を中心に、国産果汁を使ったビジネスに関わってきたが、当時に比べて現在は、産地と中長期的な関係がないと国産果汁の量を確保するのが難しくなってきた。こうした状況の中で2年前、国産りんごの収穫が非常に厳しい時にJAアオレンの小笠原会長に相談したことが、『青の森の蜜』の共創につながった」と振り返る。小笠原氏は、「カゴメは、生産者と向き合い、共に価値を作っていく姿勢が当社の企業スタンスと近いと感じた。商品を売って終わりという短期的な取り組みではなく、中長期的に青森りんごを盛り上げ、産地を守っていく商品を作るという強い覚悟に共感した」と、カゴメとの共創を決断した背景を明かした。

中津隈氏は、「約2年間の開発期間を経て、今年3月に『青の森の蜜』をリリースすることができた。このプロジェクトは、まだスタート地点に立ったところだが、“人が自然、自然が人を豊かにする循環を生み出し続ける”というカゴメグループのビジョンのもと、JAアオレンとの共創を今後も継続していく」と、引き続き青森りんごを使った商品開発に取り組んでいく考えを示した。小笠原氏は、「『青の森の蜜』を発表した後、青森りんごの生産者から『すごい商品を作ってくれた』といった喜びの声が寄せられた。これからは、『青の森の蜜』を飲んだ消費者の声も生産者にフィードバックしながら、カゴメと一緒に次の商品に向き合っていきたい」と、第2弾の商品展開にも期待を高めていた。
[小売価格]1000ml/3本 1万800円(税込・送料無料)
[予約注文開始日]3月10日(火)
カゴメ=https://www.kagome.co.jp/
JAアオレン=https://www.aoren.or.jp/
青の森の蜜=https://shop.kagome.co.jp/lineup/aonomori/
