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4月にリニューアルオープンした白神山地世界遺産センター藤里館で記念のイベントが行われました。森と人の共生をテーマにした講演も行われ、参加した人たちが自然との関わり方について考えました。

白神山地世界遺産センター藤里館は1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された白神山地について展示や解説などを行う施設です。
1998年の開館以来、およそ58万人が訪れています。
去年12月から開館以来初めてとなる全面改修が行われ、4月1日にリニューアルオープンしました。
リニューアルの目玉の1つが、白神山地のブナ林の様子を季節ごとに再現したジオラマです。
木々が色づく、秋のジオラマには、去年、藤里町で捕獲された体長1メートルほどのクマの剥製も展示されています。
このクマの剥製は、実際に触ることもできます。
外国語による案内にも力を入れていて2次元コードを読み取ると英語や中国語など5つの言語で説明を見ることができます。
29日はリニューアルオープンを記念したイベントが開かれました。
藤里町 佐々木文明町長「白神を守るためには遺産地域をとりまくその周辺で自然と向き合い続ける人の存在が欠かせません。学び、考え、行動し、次の世代へつないでいくその営みがどこでどのように支えられていくのかこれはこれからの白神にとってとても大切な問いだと考えています。」

森と人の共生をテーマにした講演も行われました。講師を務めたのはゴリラ研究の第一人者として知られ、京都大学の総長も務めた山極壽一氏です。

総合地球環境学研究所 山極壽一所長「(保全地域は)ガイドツアーを原則にしないといけないんじゃないのかな。とりわけその遺産地域を守っていらっしゃる地元の方々にはこの地元の自然や文化の複合であるということをきちんと理解するための特に子どもたちへの教育が不可欠になるんではないだろうかと思います。重要なことは『人間以外の生物も世界遺産を見つめている』ということなんです。これをぜひ考えていただきたいと思います。」

白神山地世界遺産センター藤里館は、5月6日までの大型連休の期間中、毎日開館しています。