英チャールズ国王、米議会で演説 英米の深い関係性の継続を呼びかけ

(CNN)英国のチャールズ国王は28日、米議会の上下両院合同会議で演説を行った。英国君主が米議会で演説を行うのは、国王の母である故エリザベス女王以来、2度目。
チャールズ国王は、25日にホワイトハウス記者協会の夕食会で発生した銃撃事件への言及から演説を始め、そのような暴力行為は「決して成功しない」と断じ、米国への連帯を表明。「われわれは、民主主義を守り、すべての国民を危害から守り、両国のために日々命をかけて尽くす人々の勇気に敬意を表するという決意のもと、団結している」と語った。
国王は演説の中で北大西洋条約機構(NATO)と、NATOが市民と利益を守るために果たしてきた役割をたたえた。
チャールズ国王からトランプ米大統領に向けられたもう一つのメッセージは、ウクライナと、同国がロシアの不当な侵略から自衛するために必要としている支援についてだった。トランプ氏は2025年1月にホワイトハウスに復帰して以降、ウクライナへの軍事支援の大部分を停止している。
国王は演説の中でトランプ氏の発言を引用し、両国の友好関係を称賛したのはトランプ氏自身であったことを議会に思い起こさせた。イランでの戦争に対して英国が十分な軍事支援を提供していないとしてトランプ氏が英国と英国政府を非難したのはこのわずか数カ月後のことだった。
英米の深い関係は「和解し、刷新され続ける、特別なパートナーシップ」の一つだとチャールズ国王は述べ、相互の信頼に基づいてその関係が継続されることを望むと語った。
国王は、米国の影響力は「重みと意味を持つ」と議員らに呼びかけ、演説を締めくくった。
