「お風呂も入れない…」更年期で苦しむ44歳女性を救った、夫の“意外な提案”とは? 夫婦の会話も一気に増えた
お風呂から出ると本当に浩史さんがドライヤーで髪を丁寧に乾かしてくれました。
「最初は気恥ずかしかったのですが、髪を乾かしてもらうのって妙に気持ちよくて……。ずっとセックスレスだったので久々のスキンシップだったんですよね」
スキンケアは浩史さんが顔にシートパックを貼ってくれて、その後はさらに「お疲れ様」と冷蔵庫から缶ビールを持ってきてくれたそう。
「更年期の私の不調を受け止めて、しかも応援してくれるなんてと、夫の優しさが身に染みたんですよね。その時に、自分は本当はずっと浩史に相談したり愚痴ったりしたかったけど、嫌な顔をされたり否定的なことを言われるのが怖かったのかもしれないな、と思いました」
それ以来舞香さんは、浩史さんとの会話が増えるとともに、家事を頑張れる日も増えていったそう。
「浩史との仲が良くなるにつれて、やっぱり美味しくて栄養のあるものを食べさせてあげたいとか、居心地の良い部屋を保ちたいという気力が湧いてきて……。ですがやはりすぐ疲れてしまうので、無理のない範囲でやっています」
そして浩史さんが、テレビを観ながら「ほら、芸能人やモデルさんたちがお風呂が面倒で何日も入らなくても、“風呂キャンセル界隈”なんていうポップな言葉で称して明るく振る舞っているんだし、舞香も全然気にすることないんだよ」と慰めてくれたそうで……。
「私は更年期が原因だからちょっと違うんだけどな、と内心思いましたが『そうだね、ありがとう』と言っておきました。きっと『お風呂に入るのが億劫なのはお前だけじゃないよ』と励ましたかったんでしょうね」と微笑む舞香さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

