部下を「モンスター社員」に変えてしまう上司の〈4つのNG行動〉
問題社員への対応に悩む企業は多いが、その背景には会社側の対応が影響しているケースも少なくない。何気ない言動や制度の不備が、社員を“モンスター化”させてしまうことも……。多くの労務トラブルに対応してきた上野俊夫氏が、職場トラブルを未然に防ぐための日常のマネジメントについて解説する。※本稿は、弁護士の上野俊夫『職場の問題社員に困ったら読む本』(自由国民社)一部を抜粋・編集したものです。
社員のモンスター化を防ぐために
会社がとるべき予防策とは?
モンスター社員の中には、わざと解雇させ会社からバックペイを獲ろうとする、会社からすると悪質と言わざるを得ない社員もいますが、社員が会社の不当な対応に不満を持ち、会社を恨むようになって対立するといったような会社に原因があるものも多く見られます。
このような場合はいわば会社が社員をモンスター化させてしまっているとも言い得ます。
会社も最初は社員に期待して入社してもらったはずです。それがいつのまにか会社の対応により社員がモンスター化してしまいました。
このように社員がモンスター化してしまうのは会社にとっても社員にとっても不幸なことですからできれば回避したいところです。
社員のモンスター化を防ぐために会社がやるべきことは、
(1)パワハラ認定されるパワハラをしない
(2)残業代不払いや、一方的な賃金の減額をしない
(3)唐突な解雇、退職勧奨は避ける
(4)お金や経営を社員に任せきりにしない
の4つです。
これらは社員をモンスター化させないための4つの手法ということもできます。本稿では(1)と(2)について解説します。
