繁忙時、店員は食券の受け取りから調理、提供の一連の流れを無駄なく行わなければならない。その流れに支障をきたすのがお客の「食券を裏にして渡す」「食券を渡す前にお目当ての席に一目散に向かう」などの動きだ。

 些細なことのようだが、こちらは食券を確認するまではそばとうどんのどちらを茹でればいいのかさえ分からないのだ。

 また、イヤホンをしたまま店員に接するお客も同様にあまり喜ばしくない。現在、筆者が働いている店の券売機は「そば」「うどん」から各メニューを選択できるようになったが、以前は食券に「そば・うどん」と印字されており、来店時に直接店員にそばかうどんかを申告するシステムだった。

 イヤホンをしたお客に何度も「そば、うどん、どちらですか」と聞いた揚げ句、「うどんだよ!」と強めに返されることなどしょっちゅうだった。あまりにも語気が強いので、「愚問だよ!」と空耳したこともある。

 券売機が現システムになっても、そばのつもりが誤ってうどんを買ってしまうこともあるだろう。店員が自分の食券を読み上げるまではイヤホンは外しておいてもらいたい。

◆勝手に席を移るのもタイムロスになる

 さらに、いくらお目当ての席が空いたとはいえ、繁忙時に途中で席を移る行為もできるならやめていただきたい。特に満席時は、お客1人が帰るごとにバッシング(丼を下げる、カウンターを拭く作業)をして次のお客を迎えなければならない。

 まだバッシングしていない席に移られたら取り掛かっている作業の手を止めなければならないし、その分料理の提供も遅れる。

 少しでも早く料理を提供してもらいたいのであれば店の流れに沿った来店の仕方、食券の出し方を心がけてもらいたいものだ。

<文/ボニー・アイドル>

【ボニー・アイドル】
ライター。体験・潜入ルポ、B級グルメ、芸能・アイドル評などを中心に手掛ける。X(旧Twitter):@bonnieidol