「東都ドラ1神セブン」の現在地 日本ハム・細野晴希のノーノーで注目 勝負はここからだ

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細野の快投にライバルたちも刺激を受けていることだろう(C)産経新聞社

 プロ3年目の成長を示す「偉業」でした。

 日本ハムの左腕・細野晴希が本拠地開幕戦となる3月31日のロッテ戦(エスコン)で史上91人目のノーヒットノーランを達成。開幕3連敗のチームに大きな1勝をもたらしました。

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 2023年秋のドラフト1位も、過去2年は通算8試合の登板にとどまっていましたが、この日はプロ初完投初完封。12三振を奪う快投でした。

 細野といえば東洋大時代、東都大学野球リーグを代表する左腕として活躍。2023年秋のドラフト会議では、東都リーグの投手から実に7人が1位指名されたことから「東都神セブン」と呼ばれたことも記憶に新しいです。

 それでは他の6投手は今、どうしているのか。現在地をおさらいしましょう。

【西武・武内夏暉(国学院大)】
「東都神セブン」の中でも、いち早く活躍したのが西武の左腕・武内夏暉です。1年目、いきなり1軍で規定投球回に到達。21試合に登板し、10勝6敗、防御率2.17と躍動し、パ・リーグの新人王に輝きました。

 今季も開幕ローテ入り。レオ軍団の先発として、大きな期待が寄せられています。

【広島・常広羽也斗(青山学院大】
 プロ1年目は1軍登板が2試合にとどまり、シーズン1勝で終わりました。2年目は先発5試合を含む、7試合に登板し、2勝4敗、防御率7.96と不完全燃焼のシーズンでした。

 巻き返しに燃える今季は中継ぎに活路を見いだし、3月29日のファーム・リーグ阪神戦でも好投。1軍で活躍する姿を見られるのも、時間の問題でしょう。

【阪神・下村海翔(青山学院大)】
 1年目の4月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、ここまで懸命なリハビリに励んできました。順調ならば今シーズン、復活のマウンドが見られそうです。投手として卓越した能力を誇っているのは万人が認めるところ。まずはコンディションを整えることです。

【中日・草加勝(亜細亜大)】
 亜細亜大時代はとにかくタフネスさが売りだった右腕。入団1年目の新人合同自主トレ中に右肘の違和感を訴え、右肘内側側副靱帯損傷との診断でした。トミー・ジョン手術を受け、リハビリに多くの時間を費やしましたが、昨年10月1日のシーズン最終戦・巨人戦で1軍初登板。4回途中5失点の黒星デビューでしたが、大きな第一歩を踏み出しました。今年こそ、飛躍のシーズンにしたいところです。

【巨人・西舘勇陽(中央大)】
 中央大では先発にリリーフにフル稼働だった右腕。巨人では1年目に主に中継ぎで28試合に登板しましたが、2年目の昨季は15試合の登板にとどまりました。今季は先発候補としても期待されていましたが、コンディション不良によりファームの故障班へ。一刻も早い復帰が望まれます。

【ヤクルト・西舘昂汰(専修大)】
 搭載されているエンジンのスケールは他の6投手に引けを取らないとも言われてきた西舘ですが、1年目は右肘痛にも苦しみ、ファームで5登板にとどまりました。そのオフにトミー・ジョン手術を受け、2年目はリハビリに専念。そして3年目、3月25日のファームリーグ・ロッテ戦で実戦復帰。リリーフで1回1安打1失点と大きな第一歩を刻みました。神宮でその雄姿が見られるのも、遠い日の話ではないでしょう。

 現状、「神セブン」のうち、日本ハム・細野と西武・武内以外はなかなか本領発揮とはなりませんが、雌伏の時間も自身の糧にして、ここからどう巻き返すか。注目したいところです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]