【全日本選抜体重別柔道】大森朱が待望の初優勝 女子57キロ級

女子57キロ級の大森朱が待望の初優勝を遂げた。大野との決勝はゴールデンスコア方式の延長戦に。相手の足技をしのぐと、払い腰を放って有効を奪った。「自分では(ポイントでは)ないかなと思っていたのでラッキー」と笑みを浮かべた。
パリ五輪銅メダルの舟久保との初戦に「勝たなければ世界選手権とロサンゼルス五輪は見えてこない」と照準を合わせ、1カ月以上かけて組み手などを研究した。先に指導2を受けるも、払い巻き込みで相手のゼッケンをわずかに畳につけて有効と判定された。
今大会は有効の適用範囲が広がっている国際基準で実施しており、「リスクもあるが、ポイントを取るチャンスが増えたので思い切って投げた」とうなずいた。
姉の生純は52キロ級で初戦敗退。「姉の分も」という思いで闘い、準決勝の前には「頑張れ」と励まされて力に変えた。昨年12月のグランドスラム(GS)東京大会を制し、今年2月のGSパリ大会で準優勝。今大会の優勝で、初戦敗退したライバル玉置にリードした形で「代表に選んでもらったら世界選手権でも優勝を狙いにいく」と目を輝かせた。 (山崎清文)