米国帰りの右腕を見事攻略した。四回1死満塁。ソフトバンクの周東が楽天前田健から左犠飛を放ち、勝ち越しの走者が生還した。リードを守り切り、開幕から全て逆転勝ちで4連勝。試合後の小久保監督は「ほぼほぼ変化球で真っすぐを見せ球という中、対応してくれた」と日米通算165勝を誇る右腕から2得点した打線をたたえた。

 攻略の先頭に立ったのは、同じ1988年生まれの柳田だった。二回に左前打を放つと、三回2死一、二塁。高めに浮いた直球を見逃さず、ライトへの同点適時打にした。レギュラーシーズンでは、13年ぶりの対決で2安打を放ち「(前田健は以前と)変わらない。なんとか粘って打つことができた。いい打撃ができたかな」とはにかんだ。

 柳田は開幕から全試合4番に座る中、チームで唯一4試合連続安打と気を吐く。チーム最年長の37歳が開幕ダッシュを見せたことに小久保監督も「スタメンで出られるときは頑張ってもらいますよ」。春季キャンプ終盤に首を痛めた影響もあり、当面は指名打者での出場が続きそうだが、首脳陣の信頼は不変だ。

 開幕から負けなしで、単独首位をキープ。開幕3連敗と苦しんだ昨季と対照的な好発進にも、小久保監督は「始まったばかり」と意に介さない。難敵を打ち崩し、チームはさらに勢いづいている。 (鬼塚淳乃介)