県内でも各地で懸念「ソメイヨシノの老朽化」危険な木を伐採 植え替えるなど対策も《長崎》
県内でもサクラが見頃を迎えようとしていますが、一部の木では老木化によって倒れる危険もあるそうです。
長崎市内では名所を守るため、危険な木を伐採するなど対策も進められています。
今月27日に開花が発表された、県内のサクラ。
気象台によりますと、4月5日頃には各地で満開となる予定ですが、一方で懸念も。
(県樹木医会 久保田 健一 樹木医)
「10年、20年経つと、ソメイヨシノとしては、老木。年を取った域に入っていく」
全国各地で直面している ”老木化” です。
高度経済成長期に全国で一斉に植えられたソメイヨシノの寿命は、60年~80年とされていて、樹木医の久保田 健一さんは「県内のソメイヨシノの中にも、寿命を迎えているものがある」と言います。
(県樹木医会 久保田 健一 樹木医)
「サクラの幹が傷むと地上部分は分かりやすいが、地下の根っこが腐っている場合は分かりにくい。実際倒れて根が腐っていたり、(水道管など)地中の障害物で倒木に至る場合もある」
久保田さんによりますと、キノコなどが繁殖し、幹の内部が腐食することもあるということです。
長崎市のサクラの名所「立山公園」。
約750本のソメイヨシノが植えられていて、毎年多くの人が訪れています。
さくら祭りの会長を担う井村 啓造さんは、ここ5年ほどで老木化するサクラが増えてきたと話します。
(立山公園さくら祭り 井村 啓造 会長)
「中が空洞化しているでしょ。向こうも空洞化して木が老木になっている。人が通るから危ないと先に伐採した」
公園の維持管理を行う長崎市では、今年度に29本のソメイヨシノを伐採し、同じ数を植えたということです。
(立山公園さくら祭り 井村 啓造 会長)
「平和のシンボルというかたちで植えている。これだけのサクラの名所となっているので、次の代のサクラを次の子どもたちのために残したい」
立山公園は今週末に満開を迎える見込みで、さくら祭りは4月5日まで開催の予定です。
