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 11年ぶりに国内復帰した楽天の前田健太投手(37)が30日、仙台市内で先発投手練習に参加。本拠地開幕戦となる、31日のソフトバンク戦に向け、キャッチボールなどで汗を流した。NPBの公式戦としては広島時代の15年10月7日の中日戦以来、3828日ぶりの先発マウンド。昨季の覇者で開幕3連勝と波に乗るチームの勢いを止める。

 11年ぶりに迎える日本での自身の開幕戦。仕上がりを問われた前田健は「バッチリです。前田健太というピッチャーを知ってもらえるように、しっかりといい姿を見せたい」とはにかんだ。

 久々のマウンドで、立ちはだかるのは昨季の覇者ソフトバンクだ。開幕カードでは日本ハムに3連勝で勢いに乗る。相手にとって不足はなく、「凄く強力で点もしっかり取れている。自分の力を発揮して、全力で抑えられるように、チームが勝てるように投げたい」と闘志を燃やした。

 中でも気になる存在は同学年の柳田だ。広島時代の13年に交流戦で対戦した際には初回に3ランを浴び、1/3回6失点KOの屈辱を味わった。田中将、坂本(いずれも巨人)、秋山(広島)ら多くの名選手を輩出する「88年世代」だが、パ・リーグ所属はこの2人のみ。「本当にいいバッター。彼と久しぶりに対戦できるのはうれしいこと。引っ張っていけるように、お互い頑張っていきたい」と対戦を心待ちにした。

 チームは敵地で戦ったオリックスとの開幕カードで3年連続の負け越し。前田健自身は「11年ぶりの日本での開幕なので、雰囲気だけは味わっておきたかった」と、志願して2カード目の先発が予想される投手の中では唯一チームに同行。「状態としては悪くないと思いますし、雰囲気も凄くいい」と語った。

 試合当日の仙台市内は午前中から雨予報だが、「あまり気にすると、気持ちが抜けたりするんで気にしないようにしたい。験担ぎもこれといってないです」。自然体で東北のファンへあいさつ代わりの白星を届ける。(花里 雄太)