「甲斐キャノンとか言われていたけど…」FA移籍2年目で開幕2軍スタートの甲斐拓也の現在地を球界OBが考察「山瀬は肩が強い」

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甲斐の開幕2軍スタートはソフトバンク時代以来、10年ぶりとなる(C)産経新聞社

 昨年巨人で開幕バッテリーを務めた戸郷翔征、甲斐拓也の2人がそろって開幕2軍スタートが決定的となり注目を集めている。

 戸郷はオープン戦3試合で防御率9.00、新フォームを模索しつつもなかなか光が見えてこない。

【巨人】甲斐拓也10年ぶり開幕二軍スタートが決定『当然の結果…名前では生きていけない』戸郷翔征や石塚裕惺の二軍スタートについても語ります。

 また昨年ソフトバンクからFA移籍した甲斐はオープン戦で打率.176とアピールできず。昨年打撃でも存在感を示した岸田行倫、大城卓三、強肩でも知られるプロ7年目の山瀬慎之助の3人体制でまずはスタートを切ることになりそうだ。

 巨人の捕手布陣に関して球界内からも考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は3月23日に自身のYouTubeチャンネルに「【巨人】甲斐拓也10年ぶり開幕二軍スタートが決定『当然の結果…名前では生きていけない』戸郷翔征や石塚裕惺の二軍スタートについても語ります。」と題した動画を更新。巨人の開幕布陣について独自の考察を加えている。 

 オープン戦打率が1割台と低迷。自身10年ぶりの開幕2軍が決定した甲斐に関して「状態はいいとは思えなかった、バッティングとかも含めて」と高木氏。

 まずは「岸田が(チームの)キャプテンであり、キャッチャーとしてのレギュラー」としながら、続く布陣に関しても「大城が打てる、ファーストができる、これを残す」とユーティリティとしても使える大城を選択したとする。

 そして「山瀬は肩が強いな!」と強肩が強みになったとした。リード面には課題があるとしながら、ほかにも「バッティングと将来性がある」と先の正捕手候補になりうるとした。

 その上で甲斐のネックには「あまり刺せなくなってきてるよね」と盗塁阻止率が落ちてきていることにも触れながら、年齢的なこともあり、体力的な低下も感じられるとした。1軍スタート3捕手の強みも示しながら「じゃあ甲斐は何が売りなのかというとないでしょ、甲斐キャノンとか言われていたけど、今はなくなりつつある。そのへんに甲斐の辛さがあるのかな」とコメント。

 盗塁が刺せないことに加え、リード面など含め昨年のパフォーマンスを見ていると課題もあったとした。

 ソフトバンクでは育成からのはいあがりでレギュラー定着後、扇の要としてチームを4度の日本一に導いた。国際大会の経験も豊富、昨年甲斐が巨人に加わったときは大きく期待を集めたが、プロ16年目、34歳シーズンで岐路に立っている。

 さらに甲斐を2軍スタートとしたことにはチームに与えるほかの影響もあるとした。

 「監督が遠慮しなかったら緊張感保つ」と同じく今季からFAで加入した松本剛らに対しても、実力史上主義をしっかり示すことでチーム内の競争意識を高める効果もあると指摘した。  

 動画内では同じく開幕2軍スタートとなった戸郷、高卒2年目シーズンの石塚にも考察を加えている。

 チームでは長く主砲を務めた岡本和真が抜け、より打線強化が求められている。勝利のために「打てる捕手」も大切なピースとなる中、ベテラン捕手がいかに巻き返していくのか。シーズンの歩みにも注目が集まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]