社民党が「党内融和の党首選」アピール ささやかれる亀裂、党ゆかりの地・長野で街頭演説

任期満了に伴う社民党党首選(21、22日投票、23日開票)に立候補した福島瑞穂党首(神奈川県連合代表、参院比例)ら3人による街頭演説会が17日、JR松本駅前など長野県内で開かれた。各候補は党再建策を訴える一方で「再生の願いは一緒だ」と結束を強調。衆院選を巡っての亀裂がささやかれる中、党ゆかりの地で「党内融和の党首選」をアピールした。
複数候補による党首選は13年ぶり。約5200人の党員票を争う。参院で当選5期を重ねる福島氏にラサール石井副党首(参院比例)と大椿裕子前副党首(前参院比例)が迫る構図。福島氏は計15年にわたり党首を担ってきた。任期は2年。最初の投票で過半数に達した候補がいなければ上位2人で4月に決選投票を行う。
社民は先の衆院選で議席を獲得できなかったことに加え、当時唯一の衆院議員で中道改革連合へ転じた現職への対抗馬擁立を巡り福島氏と大椿氏との意見の相違が発覚。大椿氏が副代表を辞任するなどぎくしゃくが生じていた。
長野県は社民党の前身である旧社会党の党員・林虎雄氏(1987年逝去)が戦後の公選初代知事として3期(47〜59年)務めた地。今回の党首選の演説会は東京都内などで行われているが、党ゆかりの長野に顔をそろえ「出直しを誓う機会」(社民党関係者)を設けることとなったという。
