「今のところない」けれど…侍Jで高まる「投手・大谷翔平」電撃参戦の淡い期待
「今のところはないですね。それが球団との約束でもありますし、快く送り出してくれた球団に対しての誠意じゃないかなと思う」
【もっと読む】侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち
日本時間13日、大谷翔平(31=ドジャース)が記者会見に応じ、「投手としての登板は絶対にない、と現時点で言い切れるか」との質問に対して、投手としての出場を否定。続けて、「(投手をやらないことには)納得はしていますね。そのつもりで、ミーティングを重ねてきましたし、そこに対しては特に何もなく、本当に自分のやれる仕事をやりたいですし、僕が投げなくても素晴らしいピッチャーがいますし、それは東京ドームで見てきて、そこに対して僕自身も自信を持っていること」と、侍ジャパンの投手陣に期待を寄せた。
2023年の前回大会では先発した準々決勝でお役御免となる予定だったが、大谷本人がエンゼルスに直訴し、決勝戦で抑えを務めた。今回はそんなサプライズは起きそうにないが、チームにとっては投手として出場して欲しいのは間違いない。
投手陣は宮崎合宿前に平良海馬(西武)、石井大智(阪神)、松井裕樹(パドレス)と故障により相次いで出場を辞退。合宿開始後も、種市篤暉(ロッテ)、大勢(巨人)がケガで出遅れた。米国ラウンド直前には松本裕樹(ソフトバンク)が体調不良を訴え、チャーター機への搭乗を回避した。ブルペンは火の車といっていい。
先発も菊池雄星(エンゼルス)が大阪での強化試合、1次ラウンドの韓国戦で揃って初回に3失点するなど、苦戦続きだ。
「菊池は準決勝での先発が濃厚だったが、準々決勝では救援待機する方向。そうなると、1次ラウンドの豪州戦で先発し、決勝戦での先発が想定された菅野智之(ロッキーズ)が準決勝に回り、決勝戦は総力戦になる。日本のエースである山本由伸(ドジャース)は15日の準々決勝に先発してお役御免となる予定。苦しい戦いになりそうです」(侍ジャパン経験のある球界OB)
大谷はこの日、5日の神宮球場に続いてローンデポパークでライブBPを行い、最速156キロをマーク。侍野手陣はその投球を絶賛した。ド軍で開幕から投手登板するのなら、WBC出場期間中の実戦登板はあるに越したことはない。一縷の望みながら、「投手・大谷」の電撃参戦に周囲の期待は高まっている。
◇ ◇ ◇
ところで、侍Jの置かれている環境はとてもじゃないが「選手ファースト」とは言い難い。実際、チーム内ではサポート体制が問題視されている。しかも、彼らを支えるトレーナーの置かれた環境は劣悪そのものだという。いったいどういうことか。
●関連記事 【もっと読む】侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち では、それらについて詳しく報じている。
