8日のブラジルのカンピオナート・ミネイロ決勝で起きた大規模な乱闘について、読唇術の専門家が当時のやり取りを再現した。アルゼンチン『Ole』が伝えている。

 カンピオナート・ミネイロ決勝の後半アディショナルタイム、クルゼイロとアトレチコ・ミネイロの選手たちによる大乱闘が発生し、合計23人が退場処分となる騒動が起きた。この一件について、読唇術を得意とするブラジル人アーティストのグスタボ・マチャド氏が選手同士の会話を読み取り、その内容を再現。動画を自身のインスタグラムに投稿すると、一気に拡散された。

 騒動の発端は、アトレチコ・ミネイロのGKエベルソンが相手選手のクリスティアンと接触し、相手が倒れた場面だった。これをきっかけに両チームの選手が入り乱れて衝突。パンチや背後からの殴打、飛び蹴りまで飛び出す大混乱となり、警備スタッフが必死に制止する事態となった。

 マチャド氏の読唇によると、エベルソンに倒されたクリスティアンは「この野郎、捕まえてやる。こんなクソみたいなことしたからには報いがある」と激怒。一方のエベルソンは「正気か? 臆病な行為だ」と応酬したという。この2人の怒りの熱が他の選手にも伝染。別の選手が「黙れ、来いよ。何が起きたんだ? こっちへ来い」と挑発するなど、ピッチ上では激しい罵声が飛び交った。

 仲裁に入る選手が「おい、やめろ」と止めに入る場面もあったが、興奮は収まらず、「お前が始めた」「踏みつけただろう」と互いに非難。さらには「ロッカールームで決着をつけよう」といった脅迫めいた言葉まで飛び出したとされる。

 乱闘の中心人物の一人だったフッキは、その後メディアや自身のSNSで謝罪。処分はまだ正式発表されていないが、ブラジルでは州選手権での出場停止になる見込みで、2試合から最大12試合程度の厳罰になる可能性が報じられている。