安住伸一郎アナ

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 朝の情報番組の視聴率争いが熾烈さを増している。昨年はテレビ朝日の「グッド!モーニング」が2013年10月の番組開始以来初となる同時間帯の世帯視聴率トップを獲得(ビデオリーサーチ調べ、関東地区:以下同)。かと思えば、フジテレビは「めざましテレビ」がコア視聴率(13〜49歳の個人視聴率)で2年連続トップだったと発表。そこに日本テレビの「ZIP!」が追いすがるといった様相だ。ところが、TBSの「THE TIME,」はこの争いに加わっていないという。

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 現在、民放の平日朝の情報番組の放送時間と司会は以下の通りだ。

安住伸一郎アナ

●日テレ「ZIP!」(5:50〜9:00)水卜麻美アナ
●テレ朝「グッド!モーニング」(4:55〜8:00)坪井直樹アナ、斎藤ちはるアナほか
TBSTHE TIME,」(5:20〜8:00)安住紳一郎アナ(月〜木)、江藤愛アナほか
●フジ「めざましテレビ」(5:25〜8:14)伊藤利尋アナ、井上清華アナほか

 民放プロデューサーは言う。

「さらにNHKの『おはよう日本』(5:00〜8:00)を加えると4強1弱といったところで、1弱が『THE TIME,』です。他局が世帯視聴率7〜9%を取るところ、『THE TIME,』は4%程度とざっくりWスコアの開きがあります」

 2021年10月にスタートした「THE TIME,」は、月曜から木曜には人気抜群の安住アナ、金曜には日曜劇場「半沢直樹」の大仰な演技が受けていた香川照之を司会に起用したことが話題となった。

「05年から5年連続でオリコンの『好きな男性アナウンサーランキング』で1位となり殿堂入りしていた安住アナはバラエティでも引っ張りだこで、『ぴったんこカン・カン』など人気番組を担当していました。その『ぴったんこカン・カン』を打ち切ってまで彼を司会に起用したのですから、TBSは相当な意気込みで編成したのだと思います」

 だが、金曜だけは香川が担当するという変則的な起用だった。

水卜アナに対抗

「安住アナは土曜夜に『情報7daysニュースキャスター』の生放送がありますからね。この番組は切ることはできませんし、日曜にはラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の生放送もある。その上、『THE TIME,』を月〜金で担当させたら休みがなくなってしまうので、金曜だけは別の人が司会ということになったそうです」

 2021年10月1日、初回放送日が金曜日だったため番組は香川の司会でスタートした。

「7時台の視聴率は6・5%を記録しましたが、ご祝儀でしょうね。それ以降、数字は落ちて、結局、民放4位に戻ってしまいました。さらに、金曜担当の香川が性加害報道により翌年9月に降板してしまいました」

 なぜ安住アナほどの人気アナをもってしても数字が取れないのだろう。

TBSは日テレの『ZIP!』に対抗しようとしたのかもしれません。『THE TIME,』がスタートする半年前、日テレは『ZIP!』の司会にオリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で殿堂入りした水卜アナを起用しました。人気アナには人気アナでという考えもあったと思います。『ZIP!』も水トアナになってから年間視聴率で1位を取ったことがありませんから、人気アナを起用したからといってすぐに成果が出るというものではないのでしょう。他局は老舗番組が多く、視聴習慣が根強いですからね」

 同時間帯の最古参は「めざましテレビ」で1994年のスタートだ。

4月に変化が?

「それでも『めざましテレビ』が初めて年間1位となったのは、番組開始から15年後の2009年でした。昨年の年間1位である『グッド!モーニング』だって13年にスタートしていますから、10年以上かかっている。老舗の牙城を崩すには時間がかかるのです」

THE TIME,」にできることはあるのだろうか。

「番組のタイトルに“安住紳一郎”を入れて、もっとアピールしてもいいでしょう。人気のピークは過ぎたかもしれませんが、好感度、実力、高評価の安定感は群を抜いていますからね。そもそも『THE TIME,』は、地方局からの中継を入れるなど、日テレのかつての人気番組『ズームイン!!朝!』に似た部分が少なくない。『ズームイン』の徳光和夫さんや福留功男さんのような番組を支配する立ち居振る舞いや番組進行を期待しています」

 安住アナのTBS内での立場は“コンテンツ戦略本部アナウンスセンター役員待遇エキスパート職”であるから、もっと番組を支配したっていいかもしれない。ただし、あまりに低視聴率が続いた場合、安住アナの役職に悪影響は及ばないのだろうか。

「安住アナに限ってはないでしょう。朝の帯番組の総合司会を務めて、評価が上がることはあっても、低視聴率の責任を取らされることはないはずです」

 24年に結婚し、昨年には第一子が誕生したという安住アナだが、多忙のせいか結婚当初から妻とは“別居婚”だと自ら言っている。いっそのこと「THE TIME,」を終了させてはどうだろう。

「番組改編に関しては安住アナの意見も重視されるでしょうが、改編の理由やタイミングによっては彼の顔に泥を塗ることになりかねません。TBSもそれは避けたいでしょう。むしろ他局の4月改編がどう影響するかが気になります」

 4月から「めざましテレビ」は放送時間が延長するという。

「8時台と9時台に放送している『サン!シャイン』を打ち切り、前番組『めざましテレビ』と後番組『ノンストップ』を延長して埋めると聞きますが、あまりいいアイデアとは言えないですね。日テレも23年4月から『ZIP!』の放送時間を1時間延長していますが、それで視聴率が上向いたとは聞いていません。ひょっとしたら『THE TIME,』にもチャンスが巡ってくるかもしれません」

デイリー新潮編集部