今年1月に2度目の欧州挑戦に踏み切った田中聡(デュッセルドルフ)も候補になり得る人材だ。新天地では5試合連続でフル出場中。かつて田中碧もドイツ2部でプレーしながらコンスタントに代表招集されていたことを考えると、まったく可能性がないとは言い切れないのだ。

 こうした若い世代がグングン成長してくれれば、仮に遠藤が不在だったとしても、ある程度の戦いができるのかもしれない。そういう希望を彼らには見せてほしいのだ。

 ただ、現実的に3月の代表2連戦は守田、田中碧、佐野海、藤田に、シャドー兼任の鎌田という構成が有力。2試合ともデュエルに強い佐野海を使いつつ、そこに守田や田中碧を組ませる形になりそうだ。
 
 守田と田中碧が現時点でW杯基準のプレーができるのかをチェックするのも重要なポイント。ここが最後のアピールの場となるだけに、彼らには持てる力のすべてを出し切ってもらうしかない。

「仮に遠藤不在でも、日本代表はW杯本番を十分に乗り切れる」というところを示さないと、先々の不安も解消できないだけに、彼らにはしっかりとチームをリードしてもらいたいところ。まずは今後1か月間のボランチ候補たちの動向をしっかりと注視していきたいものである。

文●元川悦子(フリーライター)

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