Ray-Banのスマートグラスなら、見たものをすぐ買えちゃう?
スマートグラスに買い物をさせるハック!
スマートグラスでできることって、まだまだあまり認知されていないかもしれません。たとえばRay-Ban Meta AIグラスのような製品は、本体に搭載されたカメラで周囲の状況を認識し、いろんな処理を行なうことができます。外国語で書かれたレストランのメニューを翻訳したり、誰かが履いている靴のブランドを特定したり、といったこともできるんです。
そして、こういう機能をもっと進化させたい人もたくさんいます。そして生まれたのが、スマートグラスに買い物をさせちゃうということ。
now my clawdbot lives in my ray-ban meta glasses so i can just buy whatever i’m looking at pic.twitter.com/gWrijyTRhE
- xiaoan (@_seanliu) February 6, 2026
AIエージェントに買い物させる
このデモでは、開発者のショーン・リウさんがGemini LiveとオープンソースのAIエージェントOpenClawを組み合わせてRay-Ban Meta AIグラスのカメラ映像を外部AIが解析できるようにしています。Metaの開発者向けAPIを使ってこういったツールを連携させることで、リウさんのスマートグラスはコンピュータビジョンを使ってエナジードリンクのモンスターを認識し、それをAmazonのショッピングカートに自動で追加できるようになりました。
こんなふうに日常の買い物をする人はいないとは思いますが、これからスマートグラスが大流行して、こうやって買い物をするのがスタンダードになったりして...。
リウさんはこのハッキングの手順をGitHubで公開しているので、試したい方は是非どうぞ。でもこの機能がスマートグラスに入ることで、自分の生に関するすべての鍵をAIエージェントに渡してしまうことになるので、気をつけてくださいね。特にセキュリティ面で万全とは言い難いですしね。
OpenClawが抱える深刻なセキュリティリスク
OpenClaw(旧称Clawdbot)のようなツールに自分の極めて機微な個人データへのアクセスを許すべきではない、という意見も多いのは事実です。セキュリティ企業のPalo Alto Networksは、OpenClawを「致命的な三重のセキュリティリスク」とさえ言っています。
OpenClawは、デバイスのルートファイルやパスワード、ブラウザ履歴、Cookieなどの非常に重要な情報だけでなく、システム上のすべてのファイルとフォルダにもアクセスします。さらに閲覧したデータを記憶し、理論上どこへでも送信できてしまうのです。それだけではありません。OpenClawが侵害された場合、アクセス権を持つあらゆるデバイスに悪意あるコードを送り込む危険もあります。
利便性と個人データ流出リスク
OpenClawを試してみるのであれば、個人データがダダ漏れになってしまうという大きなリスクへの覚悟が必要ってことですね。スマートグラスでエナジードリンクを購入するためにそこまでのリスクを取る価値があるのかどうかは各自の判断ですが、私は遠慮しておきます…。
しかしながらリウさんのデモは、AI搭載スマートグラスが安全に設計され、十分なセキュリティ対策がなされれば、いろんなことが可能になるという未来を示していることは確かです。機能としてはおもしろいし、便利に見えるので深く考えずにこのRay-Banのハック、ためらいなく試す人もたくさんいそうです。

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