クマ被害が日常生活にも影響 保護者には子どもの送迎など重い負担が 自民党の小林政調会長が市町村や経済団体などにヒアリング 15日 秋田・北秋田市
相次ぐクマ被害は日々の生活にも影響を及ぼしていて、保護者には子どもの学校への送迎など負担が重くのしかかっています。
自民党の小林政調会長が15日北秋田市を訪れ、市町村や経済団体、それに子育て中の母親などから、ヒアリングを行いました。
大館市で夫と小学生の2人の子どもと暮らす、菅原あゆみさんです。
クマによる被害が相次いでいる今年、生活が大きく変わったといいます。
菅原あゆみさん
「朝送っていくのが一番ちょっと負担になっています。いままでは『いってきまーす』って言われて送り出すだけだったのが、やっぱり自分の仕事の時間にあわせて車に乗せてって、送りに行ってまたそこも混んでてっていうので、毎日なのでそれが負担かなって思ってます」
しかし、いまは。
菅原あゆみさん
「食べて。食べて。食べて。食べて。時間なくなってきちゃうよ」
子どもたちが朝ごはんを食べている間などで、次から次へと家事をこなします。
菅原あゆみさん
「なんとか今まで通りできるように、空いた時間でやっている感じですね」
子どもたちとのコミュニケーションの時間が少なくなるだけでなく、こうした日々に、菅原さん自身も気が休まる時間がないといいます。
自宅から小学校までは歩いて5分ほどですが、クマへの不安から車で送らざるを得ない状況はすでに2か月近く続いています。
菅原さんは「学校や職場まで遠い人もいて、スクールバスのような手段があると負担軽減になる」と感じています。
記者
「どうですか正直?」
菅原あゆみさん
「うん、疲れた。もういまの時点で7割ぐらい(笑)体力使いました。疲れました」「学校から遠くにお家ある人はやっぱ乗り合いのバスとか、やっぱり朝送るのが負担になっている人にはいいのかなってはそういうのがあればなとは思います」
いったん家に戻って自分のお弁当を準備し、それからようやく職場へ。
午後5時すぎに仕事を終えるとすぐに子どもたちを迎えに行きます。
疲れはたまる一方だといいます。
こうした、日々の生活への影響などもヒアリングするため15日、北秋田市を訪れたのが自民党の小林政調会長です。
市の中心部では住宅地に設置された捕獲用のおりを視察しました。
小学校からもすぐ近くの場所です。
自民党 小林鷹之政調会長
「市街地にこういうのを置かなきゃいけないくらい大変なことになっているということですよね」
生活圏に迫る危険を実感したという小林政調会長。
視察後は県北部の市町村長や経済団体、それに、子育て中の母親などと直接、意見を交わしました。
自民党 小林鷹之政調会長
「『政権与党として責任をもってこの地域の皆さんの不安の解消に応えていく』そういう思いをもって本日まいりましたので、ぜひこの地域、地元の皆さま方の生のお声をお聞かせいただければと思います」
冒頭を除いて、非公開で行われた意見交換会では、子どもたちの登下校を送迎する保護者の負担軽減と、子どもたちの安全の確保を求める声などがあがったということです。
自民党 小林鷹之政調会長
「子どもたちが安心して学べない、あるいは遊ぶことができない、そうした制約というものを一日も早く取り除いてあげたいと、そういう思いは率直に抱きました。なのでやっぱり自治体の皆さんとしっかりと連携をして資金面での手当て、人の手当て、最大限自民党としてやっていきたいと感じています」
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小林政調会長は地域の不安解消に向け、できるだけスピード感を持って対応していきたい考えを示しています。
また県は17日、クマ出没に関する中小企業向けの相談窓口を開設しました。
売り上げや客足の減少などの影響が出ている企業の資金繰りなど、経営に関する相談を受け付けるということです。