MicrosoftのAI部門であるMicrosoft AIが、自社で設計・開発した初の画像生成モデル「MAI-Image-1」を発表しました。MicrosoftはこのMAI-Image-1を「私たちの旅の次のステップ」と呼んでいます。

Introducing MAI-Image-1, debuting in the top 10 on LMArena  | Microsoft AI

https://microsoft.ai/news/introducing-mai-image-1-debuting-in-the-top-10-on-lmarena/

Microsoft AI announces first image generator created in-house | The Verge

https://www.theverge.com/news/798923/microsoft-ai-image-generator-in-house

Microsoft AIは、2025年8月に自社開発として初の音声生成AI「MAI-Voice-1 AI」と基盤モデルの「MAI-1-preview」を発表しています。MAI-Image-1は、これらの自社製モデルに続くものであり、同社のAI開発における次の一歩と位置付けられています 。

Microsoftが自社製として初の音声生成AI「MAI-Voice-1 AI」と基盤モデルの「MAI-1-preview」を発表 - GIGAZINE



MAI-Image-1は、リアルな実写画像の生成に優れており、物体からの反射光を含む照明の再現や風景写真などの生成が得意とのこと。Microsoftは、他の大規模で処理の遅いモデルと比較して高速かつ高品質であり、アイデアをより速く画面上で形にし、迅速に試行錯誤を繰り返すことが可能だとアピールしています

以下はMicrosoftが提示しているMAI-Image-1で生成した画像の実例。ただし、生成時に入力したテキストプロンプトは明らかにされていません。砂浜に「MAI-Image-1」と刻まれた様子の画像で、海面に反射する夕日や夕焼けの空の絶妙な色合いが高い精度で生成されています。



街を歩く男性を逆光で撮影した写真。男性の足元に伸びる影、髪の毛や服の輪郭が強調されている様子、遠景のビルの逆光で見えなくなっている部分やボケなどがしっかりと再現されています。



砂漠を歩く鳥。影や砂ぼこりもしっかりと描かれており、言われなければAIが生成した写真だと気付かないレベルです。



Microsoftは、MAI-Image-1の開発目的は「クリエイターに対して真の価値を提供すること」と述べています。開発過程では、ありきたりで画一的なスタイルの出力を避けるため、クリエイティブ業界の専門家からフィードバックが取り入れられているとのこと。データの選定は厳格に行われ、実際の制作現場での使用例を想定した評価が重視されています。

MAI-Image-1は、人間がさまざまなシステムの出力を比較して最も優れたモデルに投票するAIベンチマークサイト「LMArena」でトップ10にランクインしています。



Microsoftによれば、記事作成時点でMAI-Image-1はLMArenaでテスト公開されており、将来的にCopilotとBing Image Creatorで利用できるようになるとのことです。