「Numbers to know」では、Digiday Japan編集部が今週(8月28日(木)〜9月3日(水))注目した数字をご紹介します。

70%

ヴォーグを支えるのはデジタル収益

アメリカ版「Vogue(ヴォーグ)」は、ここ10年ほど9月号の広告ページ数がほぼ毎年減少している。一方で、デジタルやイベントからの収益は増加し、現在は売上全体の70%を占める。最新号ではエマ・ストーンがルイ・ヴィトンのみをまとい、「広告ではなく編集判断」と強調された。しかし実際には、誌面に登場するブランドが同時に広告主でもあることが多く、編集と広告の線引きがにじみつつあるのが現実だ(BoF)。

89%

Google「AI Overviews」で激減した検索トラフィック

英デイリー・メールの親会社DMGメディア(DMG Media)は、Googleが検索に導入した「AI Overviews」の初期テストにより、ウェブトラフィックが最大で89%減少したと警告した。新聞社にとって検索流入は収益の柱であり、この急落を受け、同社は規制当局に対してGoogle AIの厳格な取り締まりを求めている(The Telegraph)。

95%

生成AI導入、企業の大半で成果なし

MITの新レポート「The GenAI Divide(生成AIの分断)」によると、企業が導入した生成AIのパイロットのうち95%が収益加速に失敗している。原因はモデル性能ではなく、企業側の統合の不備や「学習ギャップ」にあるとされる。一方、特化ベンダーのツールを導入した企業は成功率67%と高く、独自開発は3分の1にとどまった。予算の多くが営業・マーケ領域に投じられる一方で、最大のROIはバックオフィス業務の自動化にあることも明らかになった(Fortune)。[原文:Media Briefing: Here are the hurdles to Perplexity’s pitch as the publisher-friendly LLM, Ad Tech Briefing: One last row before back to school]編集部