[4.6 J1第9節 柏 1-0 G大阪 三協F柏]

 新潟から完全移籍で加入、柏レイソルの正GKを務めているのが、GK小島亨介だ。今シーズン4度目の無失点は、5試合ぶりの勝利でかざることができた。

「比較的ボールを持っている時間が長かったので、(相手の)ショートカウンターと自分たちが押し込んでる時のリスク管理っていうところは徹底してやろうっていうのは僕としても意識していましたし、チームとしても準備してきたところなので、結果的に無失点できたっていうのはよかったと思います」

 日本代表歴もあるGKは、柏の守備陣に抜群の安定感をもたらしている。加えて、類まれな足元の高い技術は、最終ラインからボールをつないでいく柏のスタイルにマッチしている。シーズン当初に比べて小島のボールタッチ数が少なくなっているが、「僕を使わないでいくのがベスト」な状況であるという。

「ボールが後ろ(GK)にいってないっていうところで、常に前に循環してるところはいい部分だと思うので。もちろん、僕を使ってプラスワンを作ったり、相手をわざと引き込んで背後のスペースを開けて、ポケットのスペースを開けて、そこに配給していくっていうところも見せることで、チームとしてのバリエーションは増えていくと思う」

 前節・京都戦では、今季の柏の代名詞であるボール支配率を高めるサッカーが息をひそめる苦しい展開に。それでも、MF久保藤次郎のゴールで1点を先行し、京都の攻撃を耐えてきた後半ATのラストプレーで同点ゴールを被弾。4試合ぶりの勝利は目前で消えた。敵地での京都戦から中3日で迎えたホームでのG大阪戦。ボール支配を高めながらゲームを進めるいつもの展開に持ち込むと、1-0とリードした最終盤でも守って耐え抜くのではなく、積極的に追加点を奪いにいく姿勢を見せ続けた。

「そこはチームとして意識してる部分で、やっぱり1点だけじゃなくて、2点、3点追加点を取りにいくっていうチームのスタイルなので。それを最後まで体現できたのかなと思っています」

 最後尾からチームを支える守護神は、貫いた攻撃サッカーに胸をはった。

(取材・文 奥山典幸)