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親子のためのコンパクトEV

中国自動車大手BAICの高級車ブランドであるアークフォックス(極狐)は、新型のコンパクト電動クロスオーバー「カオラ」について、子育て世代に特に焦点を当てて開発されたモデルであるとしている。

【画像】躍進著しい中国自動車ブランド【アークフォックス・カオラなど最新のEVモデルを写真で見る】 全76枚

アークフォックスはこれまで、スーパーカーの「7」やパフォーマンス重視のセダン「S」、SUVの「T」などを展開してきたが、カオラでは大きく方向性を変えてきた。カオラは、中国の中流家庭向けの「スマートな親子車」と説明されている。


アークフォックス・カオラ    AUTOCAR

そのため、カオラは子どもの快適性と安全性を助ける機能を多数搭載する。最も注目すべき点は2人がけの後部座席で、片側には特注デザインの取り外し可能なベビーシートが設置されている。また、中央にセンターコンソールが設置され、前後方向に移動できるほか、折り畳んでおむつ交換用のテーブルとして使用することもできる。

おむつに関わる緊急事態といえば、カオラには「排泄モード」なる機能が備わっているという。これは、ベビーシートの温度変化を測定して、子どもが排泄するタイミングを探り、自動的に空気を吸い出して車内の臭いを除去する機能である。

車内にはこの他にも、哺乳瓶を収納できる冷暖房ボックスや、子ども側のドアトリムにエアバッグを追加。インフォテインメント・システムには、子どもが泣いているときは心地よい音楽を流すなど、子どもの行動に合わせて環境を調整できる特別な機能が搭載されているという。

車内の殺菌用の紫外線ランプも設置される。内装材には、有害なガスを発生させず、子どもの肌に優しくなじむと認定された素材が使用されるとのことだ。

パワートレインの詳細はまだ明らかにされていないが、アークフォックスの広報担当者は、1回の充電で約500kmの航続距離を実現すると述べた。

カオラは今年後半に中国で発売される予定だ。アークフォックスは現在、海外市場への進出計画を持たないが、その機会を積極的に探っていると言われる。