チェコ下院議長「我々はあなた方と共に」立法院で演説 台湾

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(台北中央社)台湾を訪問しているチェコのアダモワ下院議長は28日、台北市の立法院(国会)で演説した。民主主義や自由、人権などの重要さに触れた上で、チェコと台湾の物語は重なり合っていると述べ、「われわれは今、あなた方と共にいる。これからも共にいる」と台湾との連帯を強調した。

アダモワ氏は、1968年に社会主義体制下のチェコスロバキア(当時)で起きた民主化運動「プラハの春」の際に現地で語られた言葉を引用した。

また、専制政治や独裁体制下では圧力や威嚇、暴力などの手段が用いられるとも言及。ロシアから軍事侵攻を受けているウクライナの国境とチェコの東部の距離は400キロにも満たないとし、台湾北部・台北と南部・高雄と同じくらいの距離だと語った。

「自由と民主主義の発展はわれわれ(チェコと台湾)の責任」だとし、「どんな状況でもあなた方と助け合う」と力を込めた。

アダモワ氏は游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)から勲章を授与された。

2020年にはチェコのビストルチル上院議長が中華民国(台湾)と外交関係を持たない国の議長として初めて立法院で演説。下院議長の訪台は初で、国交がない国の女性議長が立法院で演説した初の例ともなった。

(范正祥、林敬殷/編集:楊千慧)