睡眠薬で眠らせて性的暴行…大人気ゲストハウス店主「悪魔的手口」

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女性は日常を離れて楽しい時間をゲストハウスで過ごすはずだった。だが、店主から出された酒を飲んでしばらくすると意識を失ってしまう。それを確認するや、店主は悪魔的な犯行に及んだ――。

9月20日、岡山県警察は準強制性交などの疑いで武内俊晴容疑者(48)を逮捕した。武内容疑者が犯行に及んだのは、なんと自身が運営するゲストハウス「Cafe&GuestHouse凸屋(とつや)」だった。

「武内容疑者は、2019年8月8日の夜から9日の午前中まで、1人で宿泊していた神奈川県の30代の女性に出した酒に、睡眠作用のある薬物を混ぜて飲ませ、抵抗できない状態にした上で、性的暴行をした疑いがもたれています。女性がこのゲストハウスを利用したのは初めてだったとのこと。旅行サイトでは古民家をリフォームした建物や食事の評判で高評価を獲得。リピーターも多かったようですが、裏ではとんでもない悪事をはたらいていたようです」(全国紙社会部記者)

2022年3月、「凸屋」を利用した他の女性が嘔吐などの症状があり警察に相談した。すると女性の体から薬物が検出されたという。これを受けて岡山県警が捜査に着手。武内容疑者が浮上したのだ。

元神奈川県警の刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が事件の悪質性を指摘する。

「いわゆる『レイプドラッグ』を使用したものと考えられます。何年も前からある手口ですが、昨今、増加傾向にあると感じます。睡眠導入剤などは自宅にあるものではありません。計画的に犯行に及んだ可能性が高い。気に入った、初めて訪れた客を狙っているのも悪質性が高いです。もしかしたら何度か訪れて被害を受けている人もいるかもしれない。予約が入ったその時から犯行の準備をするわけです」

県警によると、施設からは宿泊客を無断で撮影したとされる写真や動画が多数見つかり、複数の余罪も視野に調べを進めているという。

「さらなる被害が露見する可能性も高く常習性が疑われます。宿泊地で出されたものは安心して口に入れるのが大前提です。自分で選び、お金を払って宿泊する施設は警戒しようがない。出てきたものをおいしいとは思っても、怪しむなんて警戒感はゼロです。その認識につけ込んでいる点も、決して許されるものではありません。

今回の事件に限らず、性的暴行が明るみになるのは一部です。本人は気が付かずに口にして意識を失ってしまうので、不審に思っても、もし時間が経ってしまっていれば被害を立証するのが難しいからです。残念な話ですが、泣き寝入りしている人も多くいるでしょう」(小川氏)

警察の調べに武内容疑者は「やったかやっていないかについては黙秘します」などと話しているという。何の落ち度もない女性客の信頼を裏切った卑劣な犯行。真実の解明と厳しい処罰が望まれている。