宇宙開発を積極的に進めている中国はロケットの打ち上げ回数で世界一となった。しかし、国際社会からはロケットの残骸落下を心配する声も出ている。中国メディアの百家号はこのほど、沖縄で中国のロケットの残骸が発見されたことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 宇宙開発を積極的に進めている中国はロケットの打ち上げ回数で世界一となった。しかし、国際社会からはロケットの残骸落下を心配する声も出ている。中国メディアの百家号はこのほど、沖縄で中国のロケットの残骸が発見されたことを伝えた。中国国内では「中国の技術が日本側に漏洩してしまったのではないか」と案じる声があるという。

 2021年8月30日、沖縄県竹富町小浜島の海岸でロケットの残骸が見つかった。長さ約4メートル、幅約2.2メートルで、白い塗装部分には青い文字で「中国載人航天」と書かれていた。これは「中国有人宇宙飛行」という意味だ。

 記事は、今回沖縄で発見された残骸は6月に打ち上げられた長征二号Fロケットの残骸の可能性が指摘されていると伝えつつ、その可能性を否定している。なぜなら、長征二号Fロケットにはグリッドフィンが4枚付いているが、この残骸にはそれがないからで、中国の海南島にある発射場から5月に打ち上げられた長征七号遥3ロケットの残骸の可能性が高いと分析した。

 記事によると、多くの中国人が「残骸から日本に技術を盗まれてしまう」ことを心配しているという。しかし、この残骸は数カ月も海を漂流してほぼ壊れているので、日本がこの残骸を研究しても得られるものは何もないと主張した。また、中国は特殊な技術的処理を施し、残骸から技術を得られないようにしているので心配する必要はないと読者を安心させた。

 日本人としては、ロケットの残骸が落下することによる被害を心配するが、記事はまず技術流出を懸念する声があることを紹介している。他国に迷惑を与える可能性は考えていないようで、日本と中国との考え方には大きな違いがあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)