筧美和子さん(2016年撮影)

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モデルで女優の筧美和子さん(25)が、女性ファッション雑誌「JJ」の専属モデルを卒業する。

筧さんは2019年8月23日、ブログやSNSで「この5年間は嬉しいことも悔しいこともたくさんありましたが、たくさんの方に温かく見守られ支え続けられていたと思います」と発表した。また、今後については、「モデルとして人間として成長する為、挑戦し続けられる場所を与えてくださり本当に感謝です」と、感謝の言葉を述べている。

「おめでとうございます で良いのかな?」

女性ファッション誌の人気専属モデルの卒業発表とあって、ネット上では早速、「お疲れ様でした! これからもいろんな活動頑張ってください!」といった反応が続々であり、反響の大きさが分かる。なお、専属モデルの卒業の際には姉妹雑誌への移籍も併せて発表されることも多いが、当該メッセージにはそのような文言は見当たらないため、モデルとしての具体的な活動は今のところ未定のようだ。

そのためか、卒業を報告する筧さんのツイッターには、

「巣立ちですね! おめでとうございます で良いのかな?え?どっちなんだろう?解らなくなってきた! これからは、7:3で女優業が7かな?3がグラビアで どちらも応援してます」

といった、モデルとしての活動が低調になるのではないかと心配するメッセージも寄せられている。実際、筧さんはモデルのほかにグラビアアイドルや女優としての活動も行っているため、今後はそちらの比重が高まるということも考えられる。

「モグラ女子」が減少に転じた!?

実は、筧さんのJJ卒業は、芸能界においてある傾向が進んでいることを示唆している可能性があるのだ。筧さんはモデルとしての傍らにグラビアアイドルとしての活動を行っていることで知られるが、近年はそのような芸能人を「モグラ女子」(モデル+グラビアの意)と呼ぶ機会が増加。モグラ女子になることで、女性ファンと男性ファンを同時に獲得することが出来るなどのメリットがあるとされており、このような形態で活動する女性芸能人が増加してきた。ただ、そのモグラ女子が減少に転じている可能性があるのだ。

8月9日には筧さん同様モグラ女子として知られる新川優愛さん(25)が結婚を発表。「non-no」の専属モデルは続けているが、結婚ということもありグラビアアイドルとしての活動は難しそうな状況だ。また、4月19日には、やはりモグラ女子の久松郁実さん(23)が「CanCam」を卒業。姉妹雑誌への移籍などのアナウンスは今のところないため、グラビアを中心に活動を続けている。

よって、今回の筧さんがグラビアアイドルや女優としての活動にシフトしてしまった場合、やはり、「モグラ女子減少」の傾向が強まると言える状況となるのだ。実際、この3人以外の著名なモグラ女子の活動を見てみると、馬場ふみ香さん(24)、武田玲奈さん(22)、内田理央さん(27)、泉里香さん(30)など、モグラ女子としての活動は順調ながら女優業も好調な女性芸能人が目立っているのも事実で、将来的にモグラ女子を卒業してしまう可能性は否定できないのだ。

モグラ女子は1回、絶滅していた!

そのモグラ女子だが、その起源としては2015年に写真週刊誌「FLASH」が「モグラ女子」との単語を使って特集を組んだことが始まりとされている。ただ、それ以前に1度、モデルとグラビアアイドルを兼任する女性芸能人が出てきていたのも事実だ。というのも、2006年に芸能界デビューを果たした佐々木希さん(31)は、デビュー直後はモデル業と並行してグラビアアイドルとしての活動も行っており、その活動形態が「グラデル」(グラビアアイドル+モデル)と呼ばれていた時期があったのだ。また、同時期には、現在はモデルや女優として活動している杉本有美さん(30)もモデル業とグラビアアイドルとしての活動を両立させており、やはり、「グラデル」と呼ばれる状況で活動していたのだ。

なお、この「グラデル」という単語はそれほど長い期間は使われず、佐々木さんが女性ファッション雑誌「PINKY」休刊により卒業(2009年12月発売の2010年2月号で休刊)した頃にはすっかり使われなくなってしまった。その後、モデル業と並行してグラビアアイドルとしての活動を行う女性芸能人はメジャーな存在ではなくなり、前述のFLASHの特集あたりから再び脚光を浴びるようになった。比較的新しい存在にも思えるモグラ女子だが、そのモグラ女子にも「隆盛」とでも言える傾向があったと言えるだろう。

翻って、今回の筧さんのJJ卒業だが、その卒業に続いてモグラ女子が減っていくのか、それとも引き続きジャンルとして存在し続けるのか。男性ファンと女性ファンを同時に獲得できるという「おいしさ」があるとされるモグラ女子だけに、その後の趨勢が注目される。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)