京都のスターバックスは座敷!築100年超の日本家屋でコーヒータイム
うっかりすると見逃しちゃう!スターバックスのロゴも和テイスト
「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、歴史を物語るような日本家屋。通りに面した大塀は建築当時のまま残る貴重な石と木を使った塀です。のれんをくぐって中に入ると、茶道の表千家の流儀をアイディアとして作られた前庭があります。

歴史ある街並みや建物の美しさを損なわないように配慮された看板は、おなじみの緑色ではなく、見過ごしてしまいそうなほど、街の風景に馴染んだシックな色合いです。
中庭、奥庭を愛でながら奥のバーカウンターへ

入口となる玄関を入った土間には待合いスペースがあります。ニ寧坂界隈は、地域住民を中心に暮らしや景観を大切に守っているので、店の前に行列を作らないよう、広い待合が儲けられているのです。歴史ある京都の町の一員としての思いを大切にしているから、混雑時に入場制限をすることも。


京都の伝統的な家は、入口が狭くて細長い、いわゆる「ウナギの寝床」。入口で注文したら、通路を通って奥のバーカウンターでドリンクを受け取ります。
通路の途中には、灯篭と手水鉢がある中庭があるほか、バーカウンターの奥にも、茶道・裏千家の様式をアイディアに取り入れた奥庭があります。入口から通路を歩くとき、奥庭の明るい光と緑が目に飛び込んでくる演出がすてき!
靴を脱いでくつろげる、アーティスティックな座敷

階段を上がると3部屋の座敷があり、それぞれに趣ある設えです。靴を脱いでゆっくりした気持ちでくつろげます。ふかふかの座布団は京都の北部・丹後地方の織物で、小上がりの座敷の畳はモダンな琉球畳と、ここにもこだわりがいっぱい。

床の間の掛け軸は、コーヒーの芽、焙煎、抽出をテーマにした現代風水墨画です。表装は西陣の技術を生かした作家の作品。和の伝統とモダンが融合した空間にいると、心から安らいだ気持ちになります。

店内には、外国人の姿が数多く見受けられます。清水寺の近くという観光地で、世界にただ一つの純和風のスターバックスということもあって、外国人観光客にも大人気なのです。
いつものドリンクが、ここでは特別感いっぱい


メニューはほかのスターバックスと同じで、特別なものはありません。いつもの抹茶ティーラテとアメリカンスコーンが、このロケーションだと特別感が出てくるから不思議です。二寧坂に面した2階のテーブル席は、行き交う観光客や家々の屋根を見下ろす絶好のアングル。この席が空いていたらラッキーですよ!
text:並河智子(ウエストプラン)
