高速鉄道の「元祖」である日本ですら、中国高速鉄道の成功は模倣できない=中国メディア
記事はまず、中国の高速鉄道の「前代未聞の急速な発展」を自画自賛。多くの世界一を達成し、営業速度でも建設規模でも建設速度でも世界一で、営業距離、コストパフォーマンスも最高で、そのうえ高速鉄道の知的財産権も保有していると手放しで絶賛した。では、他国は中国の高速鉄道から何を学べるのだろうか。記事は、「他の国が学べることはない」と主張。技術面は学べるとしても、ここまで発展したのは、中国にしかクリアできない条件がたくさんあったからだという。
中国では、高速鉄道を語るのに日本は欠かせない存在となっている。記事は、日本を高速鉄道の「元祖」と高く評価しながらも、国土面積が小さすぎて中国の高速鉄道のようにはなれないとした。新幹線の営業距離も「すでになかなかのもの」だが、国土面積に限りがありこれ以上建設を進めると「国外に出てしまい」、速度にも限界があり、これ以上の発展は見込めないと主張している。
ただ、日本にはもう1つ注目すべきところがあるという。新幹線の導入に尽力した「新幹線の父」十河信二氏を、高速鉄道史に名を残す重要人物として紹介。「こうした人物は求めても得られるものではない」と、蒸気機関車を設計した「鉄道の父」ジョージ・スチーブンソンとともに、恭しく敬意を表している。
中国は高速鉄道を国民の誇りにするとともに、高速鉄道について語る際には日本の新幹線が元祖であることを付け足すことを忘れないようだ。これは、営業距離や営業速度などで世界一を記録した気持ちの余裕から来るのかもしれないが、同時に中国国内ではほとんどの路線が赤字であることがしばしば指摘されている。営業距離が延びるほど赤字が増える現状では、他国も真似したいとは思わないかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

