小さい携帯電話が好き! 本当に電話やメールができたの? 忘れられない「ミニミニケータイ」たち

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最新のスマートフォン(スマホ)は大型化にまっしぐらだ。
ほとんどのモデルが5インチや5.5インチ以上のディスプレイを搭載し、大型化している。

スマホの大型化にともない本体の幅も広くなり、片手で持ったり、片手で操作したりしにくくなっている。
そこで最近では、縦長ディスプレイを搭載し、本体の横幅を抑えて持ちやすくしている。

しかし、かつて従来型の携帯電話の時代には、小さなモデルを崇める風潮があった。

今回は、過去に国内で発売された「ミニミニケータイ」を振り返ってみたい。
現在のスマホ時代では信じられない「小さなガラケー」を思い出してもらいたい。


P252iS(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)


P252iS

2004年発売のNTTドコモ向けmova端末。折りたたみ式のケータイだが、折りたたんだ状態で高さが約87mm×幅が約46mm×厚みが約26mmというコンパクト設計。

メインのディスプレイは約1.9インチ、サブディスプレイが約1.1インチと今では信じがたいサイズのディスプレイサイズだった。

約30万画素のカメラ、miniSDカードスロット、ヒンジはワンプッシュオープンに対応するなど、小さいながらにも当時としては、基本的な機能や性能はしっかり搭載していた。


preminiシリーズ(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)


premini(SO213i)

2004年発売のpremini(SO213i)は、NTTドコモ向けmova端末。ストレートタイプで、高さが約90mm×幅が約40mm×厚みが約19.8mmの超小型ケータイ。当時、世界最小とうたわれたpremini(SO213i)の重量はわずかに69g、メインディスプレイは約1.3インチだった。

衝撃的なサイズが話題になり、大きな注目を集めた。初代のpremini(SO213i)に続いて、2004年11月にはpremini-S(SO213iS)が発売。

さらに、2005年2月にはpremini-II(SO506i)が、2005年5月にはpremini-IIS (SO506iS)が次々に発売され、「premini」シリーズはストレートタイプの小型端末を代表するブランドになった。


Sportio W63T(東芝製)


Sportio W63T

2008年発売のKDDI(au)向けCDMA 1X WIN端末。au Smart Sports「Run&Walk」アプリと連携したモデル。ランニングなど、スポーツ中の携帯性を考慮したストレートタイプの超小型端末。

高さが約93mm×幅が約52mm×厚みが約13.7mm、重量が約86g、ディスプレイサイズは約2.2インチ。本体のカラーバリエーションが5色あり、ダイヤルキーやファンクションキーの配置が独特だった。


Walkman Phone, Xmini W65S(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)


Walkman Phone, Xmini W65S

2008年発売のKDDI(au)向けCDMA 1X WIN端末。「Walkman Phone」を冠する、音楽機能に特化したスライド式の超小型ケータイ。

スライドを閉じた状態の本体サイズは、高さが約75mm×幅が約44mm×厚みが約20mm(最薄部18mm)。重量は約75g、ディスプレイサイズは約1.8インチだ。

ディスプレイ部の下部や側面にはタッチセンサーを搭載しており、閉じた状態でもある程度の操作が可能な点が特徴だった。


ストラップフォンシリーズ(エイビット製)


ストラップフォン WX03A

2012年に発売したストラップフォン WX03Aは、ウィルコム向けPHS端末。当時、世界最小・最軽量PHSだったストラップフォン WX03Aは、高さが約70mm×幅が約32mm×厚みが約10.5mm、重量が約33g、ディスプレイが約1インチと驚異的なコンパクト設計を実現していた。

清涼菓子の「フリスク」とほぼ同等のサイズから一部では「フリスクフォン」とも呼ばれる。翌年の2013年には、可動式アンテナやEメール機能を追加したストラップフォン2 WX06Aが発売された。


「小ささ」が大きな価値を生む世界もある。
そのことを、これらのモデルが改めて教えてくれるようだ。

現在の大型化するスマホ時代でも、
「小さなスマホが欲しい」
というニーズは根強くある。

しかし超小型のスマホは、大手の通信事業者から発売される動きはない。
実に残念でならない。
イラスト:たら
執筆:2106bpm