知っているかな? Word、Excel、PowerPoint、Outlookの音声読み上げ機能と使い方

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マイクロソフトのOfficeには、書いた文章や受信メールを音声で読み上げてくれる機能が、標準で用意されている。

ところが、初期状態では利用できない。このため、機能の存在そのものを知らないユーザーも多いと思う。

確かに、音声読み上げのニーズはそれほど高くないかもしれないが、中には「こういう機能がほしかった」というユーザーもいるかもしれない。というわけで、Officeの音声読み上げ機能の使い方を紹介する。

●標準で用意されている文書やメール、セルデータの読み上げ機能
あまり知られていないが、マイクロソフトのOfficeには、データを音声で読み上げる機能が標準で用意されている。Wordであれば、文章を選択して、ボタンをクリックするだけで、かなり自然に読み上げてくれる。PowerPointとOutlookも同じだ。Excelの場合は、セルに入力されているデータを順番に読み上げてくれる。

一般のオフィスなどのビジネス現場では、データを音声で読み上げるニーズは、それほど高くないかもしれない。

しかし、電車内などのパソコンを広げられない場所で、Wordで書いた文章やOutlookの受信メール、Excelのデータを音声でチェックできたら便利だろう。あるいは、学校で生徒に文章を音声として聞かせるケースはあるだろう。
また、介護施設などでは、高齢者に文章を読み聞かせるといったニーズがあるかもしれない。

機能としては非常に面白いし、かつ音声もかなり自然なので、思わぬ活用方法が見つかるかもしれない。関心のある方は、ぜひ試してみてほしい。

なお、本記事では、Office 2016を前提としているが、Office 2010/2013でも同様に利用できるはずだ。

●リボンに[読み上げ]ボタンを追加する
音声による読み上げ機能は、Officeの初期状態では利用できないので、以下の手順で、リボンに[読み上げ]ボタンを追加する必要がある。

ここでは、Wordでの設定方法を説明する。PowerPointとOutlookも同じだ。なお、Excelは少し異なるので後述する。


リボンの背景部分を右クリックし、[リボンのユーザー設定]を選択する。



リボンをカスタマイズするダイアログボックスが開いたら、左側の[コマンド選択]のリストを表示し、[リボンにないコマンド]を選択する。



左側で[読み上げ]を選択する。次に、右側で[読み上げ]ボタンを登録するグループを作る。ここでは、[ホーム]を選択した状態で[新しいグループ]ボタンをクリックする。



左側で[読み上げ]、右側で[新しいグループ(ユーザー設定)]が選択された状態になったら、中央の[追加]ボタンをクリックする。



[新しいグループ(ユーザー設定)]の下に「読み上げ」が追加されたら[OK]ボタンをクリックする。


以上で準備完了だ。[ホーム]タブの右端を確認すると、「読み上げ」と書かれたボタンが追加されているはずだ。
あとは、読み上げたい文章を選択して、[読み上げ]ボタンをクリックすれば読み上げてくれる。


Wordに[読み上げ]ボタンが追加された、文章を選択してクリックすれば再生できる。



Outlookに[読み上げ]ボタンを追加した。受信メールや購読しているメルマガを音声で聞くことができる。


Excelでは読み上げ関連の4つのボタンを追加する
Excelについても、ボタンを追加する方法は共通だ。ただし、登録するボタンは次の4つとなる。
・[セルの読み上げ]
・[行ごと]
・[列ごと]
・[読み上げの停止]

セルを選択後、[セルの読み上げ]ボタンをクリックすると、セル内のデータを順番に読み上げてくれる。[行ごと]と[列ごと]の2つは読み上げる方向を指定し、[読み上げの停止]ボタンで停止できる。


Excelの場合は、[セルの読み上げ][行ごと][列ごと][読み上げの停止]の4つのボタンを追加する。



Excelに4つのボタンを追加した。セルのデータを順番に音声で読み上げてくれる。



井上健語(フリーランスライター)