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高校生ら21人が死傷したバス事故で、事故後にバス会社の営業担当と電話をしたという会社のOBが取材に応じました。営業担当は「バスとレンタカーそれぞれの値段を伝え、学校側がレンタカーを選んだ」という趣旨の話をしていたということです。

■長年の付き合いによる“慣れ”が背景か

バス事故から13日で1週間。話を聞いたのは、以前バス会社の蒲原鉄道で働いていた男性です。

バス会社・蒲原鉄道OB「事故があったのが5月6日、その翌日か翌々日に金子(蒲原鉄道・営業担当の金子賢二氏)に今回のレンタカーのバスの経緯を聞いた」

事故の後、営業担当の金子氏と直接話したといいます。内容は、ソフトテニス部の顧問・寺尾氏とのやりとりについて。

バス会社・蒲原鉄道OB「『大型バスいくら、中型バスいくら、マイクロバスいくら、レンタカーバスいくらで(顧問の)寺尾先生に話を電話でした』と『そうしましたらレンタカーにしましょう』と先生からの返事がそういうことでした」

金子氏は“バスの見積もりを出し、相談した上で、学校側がレンタカーを選んだ”と話していたといいます。

バス会社・蒲原鉄道OB「北越高校との付き合いは25年くらい前から。部活との付き合いの中で、今回も流れの中で受けたと思う」

事故当日の夜、金子氏は会見で…

蒲原鉄道・営業担当 金子賢二氏「学校側の要請でレンタカーを手配して、人も頼むよという中で紹介をした。今までの長年のお付き合いの中で、電話1本してレンタカーを頼んでよというところだった気がしている。僕が紹介をして学校から承諾をいただいたと理解」

一方、事故から4日後に行われた北越高校の会見では…

北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問「今回の遠征について、電話で『安くしてほしい』『レンタカーにしてほしい』ということは一切申し上げていません。運転手の紹介を依頼したこともありません」

バス会社の説明を真っ向から否定。双方の主張は今も食い違ったままです。

北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問「正直、遠征については急きょな遠征・練習試合だったり、金子さんには融通きいてもらった思いでいて、だからこそ信頼していたし、わがまま言わせていただいたところもある。社員が運転手をしてくれると思って、でも実際、この運転手は社員ですと紹介されたこともなかった」

長年の付き合いによる“慣れ”が背景にあったのでしょうか。

■“車線はみ出す”様子…生徒撮影の動画にも

20人の生徒が乗車し、部活動の遠征中に起きた事故。高校3年生の稲垣尋斗さんが亡くなりました。バスを運転していた若山哲夫容疑者はこれまで…

若山哲夫容疑者(68)「体と運転に不安はなかった」

こう話しているといいますが、事故当日の朝、若山容疑者が運転しているとみられるバスをとらえた防犯カメラ映像には、前後の道路状況はわからず理由は判然としませんが、対向車線にはみ出す様子もありました。

事故の前、身の危険を感じた生徒は複数の動画を撮影していたことが新たにわかりました。そこには、バスが車線をはみ出して走行する様子や、事故現場のすぐ手前で、カーブを曲がらずにガードレールなどがある路肩の方向に直進する様子などが映っていたということです。

さらに、若山容疑者は先月以降、少なくとも5回、事故を起こしていたということです。警察は事故当時の状況を詳しく調べています。

(5月13日放送『news zero』より)