日本vsアイスランドでも採用!! 交代などで時間制限、JFA審判委がW杯や来季リーグで導入の競技規則改正点を説明
日本サッカー協会(JFA)審判委員会は13日、都内でメディア向けレフェリーブリーフィングを開催して2026-27競技規則の改正点を説明した。同規則は北中米ワールドカップのほか、今月31日に行われる日本代表対アイスランド戦でも採用される。
今回は「試合の価値を高め、サッカー競技のイメージを高める」ため、以下の改正が行われる。
■制限時間付き交代の実施手順
新競技規則からは交代に時間制限が設定される。第4審判員などが交代ボードを掲げてからカウントが始まり、交代で退く選手は10秒以内にピッチから出なければいけない。10秒を超過した場合、交代で退く選手はそのままピッチから去らなければいけない一方、投入される選手はプレーが再開されてから60秒が経過した上でアウトオブプレーになるまで、ピッチに入ることはできない。したがって当該チームは一時的に数的不利になる。
佐藤隆治JFA審判マネジャーはアクチュアルプレーイングタイムの増加を目的とした改正と強調。罰することは目的ではないため、たとえば選手が交代で退くことを把握する前からカウントを始める厳格な運用はしない見込みだと説明した。
■フィールド外での治療および負傷の程度の判断に関する実施手順
新競技規則からは「(インプレーが続いている状況で)選手が実際に負傷する、もしくは負傷の疑いがあることでプレーが停止された場合」、「主審がメディカルスタッフにピッチに入るように合図した場合」、「主審が選手にピッチ内での負傷の診断が必要か訊いて選手が求めた場合」、負傷した選手やその疑いがある選手はプレーが再開されてから60秒間復帰することができなくなる。
このルールは交代の時間制限とは異なり、インプレー中でも60秒が経過したタイミングでピッチに復帰することが可能。ただ、佐藤氏は従来のようにボールが近くにある状況などで復帰を許可することはせず「フェアな状態のところで入れる」とした。
■スローインおよびゴールキックのカウントダウン実施手順
今後はスローインやゴールキックを行うチームが「意図的に再開を遅らせている」と判断された場合、主審から5秒のカウントダウンが始まる。カウントダウンが終わっても再開されていない場合、スローインは相手チームからの再開に変更され、ゴールキックは相手チームのコーナーキックに変更される。
佐藤氏は交代ルールと同様、「(ゴールキックの時間制限で)CKを与えることが目的ではない」と強調した。あくまで速やかな再開を促すことが目的。また、「意図的に再開を遅らせている」と主観的に判断する要素もあるため、W杯での実際の運用も見ながら基準が設定されていく形になりそうだ。
■VAR介入対象の追加
また、「試合の価値を高め、サッカー競技のイメージを高める」ための改正のほか、VAR介入対象の追加も決まった。追加されたのは「明らかに間違った2枚目の警告」、「明らかに間違って与えられたコーナーキック」、「罰するチームが異なった際の人違いのカード提示」の3点だ。
「明らかに間違った2枚目の警告」は実際に2枚目のイエローカードが出た場合が対象となり、「ノーカードの判定だが2枚目の警告とすべき」事象や、「2枚目の警告は適切だが1枚目の警告が誤りだった場合」は引き続き介入対象外となる。
CKに関しては大会によって対象とするか選択可能なため、対象に追加しない大会もある。なおゴールキック判定をCKに変更することはできない。また、プレーの再開に影響しないような迅速な修正ができる場合に限られる。
「罰するチームが異なった際の人違いのカード提示」については、これまで人違いのカード提示は同一チームの場合のみ介入対象だったところ、たとえばチームAの選手とチームBの選手が接触してチームA側にイエローカードが提示されたが実際はチームBのファウルだった場合、チームBの選手にカード対象を訂正できるようになった。
(取材・文 加藤直岐)
今回は「試合の価値を高め、サッカー競技のイメージを高める」ため、以下の改正が行われる。
■制限時間付き交代の実施手順
新競技規則からは交代に時間制限が設定される。第4審判員などが交代ボードを掲げてからカウントが始まり、交代で退く選手は10秒以内にピッチから出なければいけない。10秒を超過した場合、交代で退く選手はそのままピッチから去らなければいけない一方、投入される選手はプレーが再開されてから60秒が経過した上でアウトオブプレーになるまで、ピッチに入ることはできない。したがって当該チームは一時的に数的不利になる。
■フィールド外での治療および負傷の程度の判断に関する実施手順
新競技規則からは「(インプレーが続いている状況で)選手が実際に負傷する、もしくは負傷の疑いがあることでプレーが停止された場合」、「主審がメディカルスタッフにピッチに入るように合図した場合」、「主審が選手にピッチ内での負傷の診断が必要か訊いて選手が求めた場合」、負傷した選手やその疑いがある選手はプレーが再開されてから60秒間復帰することができなくなる。
このルールは交代の時間制限とは異なり、インプレー中でも60秒が経過したタイミングでピッチに復帰することが可能。ただ、佐藤氏は従来のようにボールが近くにある状況などで復帰を許可することはせず「フェアな状態のところで入れる」とした。
■スローインおよびゴールキックのカウントダウン実施手順
今後はスローインやゴールキックを行うチームが「意図的に再開を遅らせている」と判断された場合、主審から5秒のカウントダウンが始まる。カウントダウンが終わっても再開されていない場合、スローインは相手チームからの再開に変更され、ゴールキックは相手チームのコーナーキックに変更される。
佐藤氏は交代ルールと同様、「(ゴールキックの時間制限で)CKを与えることが目的ではない」と強調した。あくまで速やかな再開を促すことが目的。また、「意図的に再開を遅らせている」と主観的に判断する要素もあるため、W杯での実際の運用も見ながら基準が設定されていく形になりそうだ。
■VAR介入対象の追加
また、「試合の価値を高め、サッカー競技のイメージを高める」ための改正のほか、VAR介入対象の追加も決まった。追加されたのは「明らかに間違った2枚目の警告」、「明らかに間違って与えられたコーナーキック」、「罰するチームが異なった際の人違いのカード提示」の3点だ。
「明らかに間違った2枚目の警告」は実際に2枚目のイエローカードが出た場合が対象となり、「ノーカードの判定だが2枚目の警告とすべき」事象や、「2枚目の警告は適切だが1枚目の警告が誤りだった場合」は引き続き介入対象外となる。
CKに関しては大会によって対象とするか選択可能なため、対象に追加しない大会もある。なおゴールキック判定をCKに変更することはできない。また、プレーの再開に影響しないような迅速な修正ができる場合に限られる。
「罰するチームが異なった際の人違いのカード提示」については、これまで人違いのカード提示は同一チームの場合のみ介入対象だったところ、たとえばチームAの選手とチームBの選手が接触してチームA側にイエローカードが提示されたが実際はチームBのファウルだった場合、チームBの選手にカード対象を訂正できるようになった。
(取材・文 加藤直岐)
