河本結(C)共同通信社

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【ワールドレディスチャンピオンシップ】

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 大会3日目はコース内に強風が吹き荒れ、15年ぶりに全選手(66人)がオーバーパー(平均スコア79.7424)という大荒れの一日だったが、通算アンダーパーの選手が皆無で始まった最終日は好天に恵まれた。

 混戦を制したのは、首位に1打差の通算3オーバー2位タイからスタートした河本結(27)。その河本に苦言を呈したのが、大会中継を配信したU-NEXTで解説を務めた中野晶プロだった。

 第1打を左ラフに曲げた16番をパーとした河本は、グリーン後方で同伴競技者の桑木志帆のファーストパットを見届けると、直後にキャディーと一緒に17番のティーイングエリアに向かって歩き出した。すると、河本を応援する大ギャラリーも一斉に移動。

 その動きで同組の福山恵梨がバーディーパットが打てずに困り果てていると、中野プロがこう指摘したのだ。

「優勝争いしている選手には無礼になるかもしれませんが、このグリーン回りで立って待っていてあげて欲しいですね。応援団がいますし、(その人たちが)動くことをわかって、そのあたりを自覚してプレーして欲しいですね。ひとりでプレーしているわけではないですからね。昔、岡本綾子さんがよく優勝争いしているとき、キャディーは行くけど、絶対に本人は(グリーン周辺から)離れなかったです。そういう気遣いはちょっとしてあげて欲しいなと感じましたね」

 まったくその通りだ。中野プロの解説を聞いていたある大会関係者も「よく言ってくれました」とこう語る。

「中野プロの言う通り、河本は福山への配慮が足りませんでした。最近の解説者は選手を褒めてばかりで、かつての大迫たつ子さんみたいに、若い選手にこういうことをはっきりと注意する人がいなくなった。ジャンボ(尾崎)や石川遼が全盛の時も、次のホールを選手の近くで観戦したいギャラリーが同伴競技者のパットが残っていてもゾロゾロ動くため、『一緒に回りたくない』という選手もいました。ゴルフは同伴者にも気を使い、みんなが気持ちよくプレーするがイロハのイ。女子プロ協会は選手のレベルを上げるため、ピン位置を難しくしたり、4日間大会を増やすなど頑張っていますが、マナーについても選手にしっかり伝えるべきです」

 人気選手は肝に銘じるべきだ。

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 ところで、女子ゴルフと言えば相変わらず渋野日向子が苦しんでいる。実は本紙日刊ゲンダイは2021年、渋野の大転落を予見するかのような記事を掲載していた。そこで指摘していた懸念が、いま現実になりつつある。いったいどういうことか。不穏すぎる“予想的中”の中身とは──。●関連記事 【もっと読む】2021年、日刊ゲンダイが懸念していた渋野日向子の“大転落 では、それらについて詳しく報じている。