磐越道バス事故、現場に「手当」と書かれた3万3000円入り封筒・運転者の名字記載…北越高校はレンタカー手配依頼を改めて否定
福島県郡山市の磐越自動車道で私立北越高校(新潟市)男子ソフトテニス部の生徒を乗せたマイクロバスがガードレールに突っ込み、1人が死亡するなどした死傷事故で、同校は10日、事故後では2回目となる記者会見を開いた。
バス会社「蒲原鉄道」(新潟県五泉市)に依頼したのは貸し切りバスで、レンタカーの手配や運転手の確保は求めていないとの見解を改めて示した。
蒲原鉄道は学校からレンタカーの手配などを求められたと主張しており、両者の主張は対立したままだ。
10日の記者会見には、同部の男性顧問も出席した。生徒らは練習試合のため、レンタカーのバスで福島県富岡町に向かっていたが、顧問は自分の車を運転していたという。「私がバスに同乗していれば、事故を防ぐことができたのではないかと思っている。深くおわび申し上げる」と話した。
学校側は、事故現場で3万3000円が入った封筒が見つかり、警察に提出したことも明らかにした。封筒は持ち主不明のバッグの中に入っており、「手当」「ガソリン」などと書かれていた。バスを運転し、福島県警に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕された新潟県胎内市、無職の男(68)の名字も記載されていたという。
一方で学校側は、部活動の遠征のため、同社に昨年度、車の手配を12回依頼し、3回はレンタカーのマイクロバスが使われたことも明らかにした。過去に同社から受け取った請求書の一部に「レンタカー代」「人件費」との記載があったという。だが、同部の顧問は、明細を見落としていたため、事故を起こした今回も含めてレンタカーを繰り返し利用していたとの認識はなかったとしている。
同校は会見前、部員の保護者を対象とした説明会を開催した。非公開で午後1時半から約2時間にわたり行われ、事故の経緯や補償対応などについて説明したとしている。
事故では、同部に所属する3年の生徒(17)が死亡した。福島県警によると、男は旅客運送を担える2種免許を所持していなかった。
