今もCLにアウェイゴールルールがあればどうなった? PSGとバイエルンの壮絶打ち合いから再び議論に
先日行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグのパリ・サンジェルマンVSバイエルンは激しい打ち合いとなり、最終的にはホームのパリが5-4で先勝した。
見応えたっぷりのゲームだったが、独『SportBild』が改めてスポットを当てたのが廃止されたアウェイゴールルールだ。仮にまだアウェイゴールが採用されていた場合、敵地で4ゴールを奪ったバイエルンは2ndレグへちょっとしたアドバンテージがあった。ホームでの2ndレグでは1-0、2-1、3-2、4-3のスコアなら、同じ1点差の勝利でもバイエルンの勝ち抜けとなる。
今もあのルールがあれば盛り上がったかもしれないが、同時にアウェイゴールルールが廃止されたからこその打ち合いだったとも言える。UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、当時アウェイゴールルールを廃止する際に次のようにコメントしていた。
「アウェイゴールルールは1965年の導入以来UEFAの大会に不可欠な要素であった。しかし、近年はUEFAの様々な会議で廃止について議論されてきた。多くの監督やサポーター、選手がその公平性に疑問を呈し、ルールの廃止を支持する声を挙げたのだ」
「確かにこのルールは、本来の目的とは矛盾する結果をもたらしている。1stレグではホームチームが相手にアウェイゴールを奪われることを恐れ、攻撃を躊躇する傾向にある。また延長戦に入った際、アウェイ側が1点奪った場合はホームチームが2点を奪わないといけない。ここにも公平性に疑問が生じる。ホームアドバンテージはもはや以前ほど決定的な要素ではないだろう。欧州全体でプレイスタイルに一貫性が見られることや、他の要素を考慮すれば廃止の決断は正しいものだと思う」
アウェイゴールルールが無いからこそ、ホームのパリも最後まで攻め続けたと言える。ここは意見が分かれるところかもしれないが、廃止のおかげで2ndレグも再びの打ち合いが見られるかもしれない。
