「流れの速い所に飛び込んでいった」 珍光景!?舟下りの船頭が天竜川を泳ぐシカ撮影 SNSで話題に【長野】
4月、飯田市の天竜川で撮影されたある動画がSNSに投稿され、話題となっています。天竜川といえば、急流を下る「舟下り」が有名ですが、川を下っていたのは何と、あの動物でした。
これは4月、SNSに投稿されたある動画。映っているのは2頭のシカ。川から顔を出し器用に泳ぎ切ると、勢いよく駆けて行きました。
動画が撮影された場所は、飯田市の天竜川。舟下りの出発地点でその日の午後3時ごろ、船頭が撮影しました。
「あそこの流れの速い所に飛び込んでいったという感じ。泳いでいたというか」
シカは、堤防沿いにある神社の方から飛び出してきたと言います。そこから堤防を下って川へ。幅70メートルほどの水面を流されながら泳ぎ切り、姿を消しました。
天竜川の舟下りと言えば…。
「わー」
迫力ある急流が見どころの一つ。シカが泳いだ場所も深い所で水深2メートル。流れは比較的急だと言います。
船頭 南島純さん(南信州リゾート)
「シカ泳げるんだって。水の流れが強いので流されつつですけどね。それでも上手?上手というか、すごいですね。あの子たちの身体能力が」
シカの生態に詳しい専門家に話を聞いてみると…。
シカの生態に詳しいけもの調査室 瀧井暁子博士(農学)
「(シカは)よく泳ぐ動物ではないんですけど、ある場所に移動するときに、例えばダム湖を泳いだりとか、そういう事例はあります。今回は映像を見る限りは、何かに驚いて逃げたのかなという感じには見えます」
一方で、野生のシカは憶病で、日中、人目に付く場所に出るのは珍しく、ましてや泳ぐ姿を直接目にしたことは専門家でもないそうです。
シカの生態に詳しいけもの調査室 瀧井暁子博士(農学)
「レアな映像かなと思います。あれくらいの川幅だったらシカが行き来するということは十分あり得ると思うんですけど、やっぱりそれは日中に行われることはほとんどないので」
シカの新たな一面を捉えた珍しい動画。撮影した船頭には、こんな考えも芽生えたようで…。
船頭 南島純さん(南信州リゾート)
「うちの舟はエンジンが付いていないので、動物たちも警戒しづらいのかなって。一緒に『シカ下り』じゃないけど。舟からそういうのが見られるといいですよね」
