板金工一筋45年で黄綬褒章 石川・能美市の山本政博氏 若手育成に喜び「自分も進化していける」
ことしの春の褒章が発表され、石川県内からは5人の方が受章しました。そのうち、長年その道一筋に励んできた人に贈られる黄綬褒章は3人が受章しています。受賞者に仕事への思いを伺いました。
黄綬褒章を受章した石川県能美市の山本政博さん。長年、板金工として技術の研鑽に努めてきました。
黄綬褒章・山本 政博 さん:
「まあ、一から手抜かんように完成させる順番に。あとは用意周到にやっていきたい」
山本 政博 さん:
「お客さんに喜んでもらえた時が一番うれしかったです」
一般住宅工事の現場で、板金工としての技術を磨いてきた山本さんは、42歳の時から金沢城公園の整備事業にも携わってきました。
山本 政博 さん:
「五十軒長屋、橋爪門、そして河北門も三十軒長屋をやらせていただいてます。これが五十軒長屋の時の現用の形。板金の銅板を板取りするためにこれで形を取って」
山本さんは、城内のさまざまな伝統的建築物の修復や復元作業に取り組む傍ら、若手職人を集めて講習会を開くなど、後進の育成にも力を入れています。自らの技を受け継ぐ若手職人が大会で全国1位になった時など、教え子たちの活躍する姿にやりがいを感じているという山本さん。
山本 政博 さん:
「やっぱ聞きに来てくれるし、それもうれしいけども、またそれも自分もやらんと教えられない。それが一番大事で自分も覚えられるし、進化していけるんじゃないか」
この道一筋45年。若い職人たちの技能向上とともに、山本さん自身の技もまだまだ進化を続けます。
