長年にわたって社会や公共の福祉に功績のあった人や団体に贈られる「春の褒章」が27日発表され、石川県内から5人が選ばれました。

金沢市内で看板のデザインから制作までを手掛け、今回、黄綬褒章を受章した土田佳弘さんを取材しました。

土田佳弘さん「今まで作ったことのないようなものを設置するとかそういう部分が大きいので、新しいデザインだったり難しい工法であったり、そういったことの連続だった」

黄綬褒章を受章した土田佳弘さん。看板のデザインから設置までを一貫して手掛ける大宣看板の社長を務めています。

父が1967年に創業し、土田さんは15年前に社長業を継ぎました。

土田佳宏さん「このような観光のマップであったり、いろいろなものを手掛けています」

手掛けるのは公共施設や企業の「顔」となる屋外広告。交通案内板やモニュメントなど自治体からの依頼も多く、これまでに「いしかわ広告景観賞」を県内トップクラスとなる23回受賞しています。

大切にしてきたのは、「金沢のまちなみや景観との調和」

土田佳宏さん「懐かしいですね、若い時、30代で建てました」

こちらは30代のときに手掛けた金沢市役所のモニュメント。ミッションは石とステンレスを使い浅野川と犀川を曲線で表現した斬新なデザインを形にすることでした。

土田佳宏さん「今はコンピューターがあるが、昔は原寸の版下を照らし合わせて(石とステンレスの形を)一致させる必要があった。いろいろと苦労した思い出がある」

県や金沢市の「景観審議会」の委員も務める土田さん。広告を作るうえで大切にしてきたのはまちなみや景観との調和です。

土田佳弘さん「金沢らしいまちにしていくという感覚、そういった街づくりに貢献していく立場じゃないかと思うので、そういった思いを持ち続けながらやっていきたい」